主にテレビを見て過ごす。
そんな家主に
週に３日、行きつけの場所があります。
それは
野菜の直売所です。
家から自転車で１０分もかからないところ。
週に３日だけ、
１２時半〜１７時くらいまでやっているそうです。
野菜だけでなく
“おばちゃん”が季節の野菜で作ったお漬物や佃煮なども並んでいるようで
家主はそれを必ず買ってきて、
毎晩の焼酎のお供にしています。
気に入った味なら、また同じものを買ってくる。それがお店に並ばなくなるまで続きます。
最近のブームは甘夏ピールで
甘夏の皮をお砂糖で煮込んだようなもの。
「美味しい！美味しい！」
と大のお気に入りで、つまみながら焼酎を飲む。
飲み終わって、ご飯を食べる前にもまたつまむ。
ご飯を食べ終わっても、デザート感覚でまたつまむ。
あっという間に１パック食べ終わり、
次の直売所の日には
今度は２パックまとめ買い、
さらに次は３パックまとめ買い…と
まさに、どハマりしていました。
そんな甘夏ピールの日々が
２〜３週間続いたでしょうか。
昨日、
「習い事に行く時に、甘夏ピール持って行ってみんなで食べたら？」
そう言われました。
あれほど愛した甘夏ピールを
持って行ったら？とは。
どうやらさすがに飽きたようです。
個包装でもないし、パックを開けて
みなさんでどうぞー
なんてする程の仲じゃないので、いりません
そう断りました。
すると今度は、友達に会いに行く支度をしている娘に
「今日会うミオさんはお酒飲むんだっけ？」と聞いています。
「あー、ミオさんは飲まないのよ」
と娘が答えると
「ミオさんが飲む人なら、ピール持って行ったらいいかなと思ったんだけど。ミオさんのお父さんは飲むかな？」
そう家主が言うので、娘は
「ミオさんのお父さんはお酒好きみたいだけど…なに？ビールだったら私が飲むよ」
すると家主は
「あぁ！じゃあミオさんのお父さんに持って行ってよ、ピール！」
缶ビールの話だと思ってる娘は
どうも話が見えてきていない様子。
さんざん買い込んだ甘夏ピールにどうやら飽きたようで、まだ３パックもあるから困っているようだ、と私が通訳に入りました。
「ビールじゃないよ、ピール！ピール！美味しいからさ、喜ばれると思うよ！持って行ってよ！俺からだって言わなくていいから。ちょっとした手土産って感じでいいから」
娘はそれを
デパ地下の洋菓子店の紙袋に入れて
持っていきました。
それにしても
なんと調子のいい家主でしょう。
長生きできそうですね（笑）
