あんこらな日々

毎日の記録の様なものに・・

さよならの手口 若竹 七海

2017-11-04 12:21:03 | 読んでみました


若竹さんの小説は3冊目。女探偵「葉村晶シリーズ」は2冊目です。
最近読んだ「スクランブル」はどうも好みではなかったのですが、
「葉村晶」は裏切りませんでした。
最新版の「静かな炎天」は短編集でしたが、「さよならの手口」は長編です。
ハードボイルド、ミステリー、ホラーありのなんとも贅沢な作品です。

私、若竹さんの言い回し、言葉の選び方・・・探偵、葉村晶のキャラクターってことになりますが、
とっても好きです。

ロマンスカーでおばさま軍団に囲まれたときのシーンから抜粋。

「・・・けたたましいおしゃべりに巻き込まれることになった。
それは我慢できたが、彼女たちが吹き出している防虫財の臭いにはほとほと参った」


こんな感じ。防虫剤の臭いぷんぷんしてきませんか?

クールでかっこいい「葉村晶」
私は最近のものから読んでしまっているので、
次は「さよならの手口」から13年前にでた「悪いうさぎ」を読むことに
しています。


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