心のしるしを束ねる(No.63)

～諄い女～

"他の女と喋らないでよ"
口癖のように念を押す

諄い女だとあなたも思い始めてる
嫉妬心は誰より強い女だもの

諦めてね
許してね

"他の女と喋らないのは"
"強制的じゃない
自主的だ"と
そう言って
あなたは安心をくれる

不安とばかり
口にする私にあなたは
変らずに優しいね


いつもいつも優しいね

心のしるしを束ねる(No.62)

～事実～

想いを偽らない事
決して裏切らない事
それが真実の愛ですか
解らない
何度、恋をしても

死まで愛し合う事
決して想いが変わらない事
それが永遠の愛ですか
解らない
何度、夢を見ても

探しているのは真実では無くて
欲しているのは永遠でも無くて

まだ 今は解らないけど
ただ 傍に居たいと思う

それだけは事実

心のしるしを束ねる(No.61)

～恋のうた

時々、突然悲しくなったり
どうしても笑顔が見たくなったり

無性に腹が立ったり
急に甘えてみたり

かと思えば
手のひら返す様に冷たかったり

愛を乞うてみたり
信じられないと嘆いたり

自然に抱き合ったり
kissをしたり

どれもこれも恋する故の行動
愛するが故の行為かな‥

心のしるしを束ねる(No.60)

～愛のうた～

あなたから"愛してる"を語ったり
可愛がったり甘えたり
近頃じゃ抱擁も減ったよね‥

夜の遊戯じゃ心まで感じるのに
昼日中じゃ光が強すぎて
こんな詩じゃきっと報われない

あなたの所為だと嘆く私‥

求め過ぎで見落してるのは誰だろう
曖昧で形ない愛は怖い

臆病で情けない私
でも、あなたを愛してる

心のしるしを束ねる(No.59)

～花咲く～

いつかあなたの想いが萎れたら
花びら 一枚残さずに
私がすべて持ち去ります

淋しさから腐っても
泣いて干涸びても
決して忘れません

‥だから
今は枯れるまで

愛して