心のしるしを束ねる(No.58)

～リミット～

独占欲を押し付ける様な
束縛に頼る様な
そんな愛し方じゃ駄目

何度も失敗した過去
あなたのリミットは何処ですか?

疑い知れば

コントロール出来ない感情

それは底無し沼の様な
まるで湿気の様な
そんな陰気な心じゃ駄目

あなたも逃げてしまうの?

早く教えて‥

あなたのリミット何処ですか?

心のしるしを束ねる(No.57)

～他の男～

顔も声も思い出せない程
短い恋心

報われずに愛す事
結ばれずに傷付く事

泣いても泣き足りなくて
愛しても苦しいだけで
きっと想い疲れた

誰かに愛されたかった
それが間違いだった

あなたを想えずに
胸の中では
他の男を愛してた

心のしるしを束ねる(No.56)

～one night love～

間違ってもone night loveじゃない
あの夜に密かにfall in love

許したのは心だけ

指を絡め肌を拒んだのは
あなたがいたからでも無く
惹れるのが物凄く怖かったから

唇にさえ残さなかった罪を‥

あれから一度も逢わなかった人を‥
密かに想った春の日々

心のしるしを束ねる(No.55)

～安心×不安～

私の束縛にあなたは

嫌気も刺さず付き合う

時々、溜息
"疲れた"その合図かな‥

傍に居る事で
"安心"を得られる と
あの頃
私が描いた詩は
離れる度に不安が増す事を知った

私の我儘に
あなたは難なく応える

時々、限界
"疲れた"言葉の意味は
傍に居るだけ
"安心"を得るのは

いつまでなんだろう‥

心のしるしを束ねる(No.54)

～愛には愛を～

迷いのある瞳で甘えても
躰を重ねても
あなたには全て伝染っていて
その所為で愛情が冷めることもある

気持ちが離れることも
ほんとは解ってる

"愛には愛を"のあなただから
疑心は表情を曇らす

その所為であなたは
ほら、不機嫌

不安は曖昧に微笑う

その所為で二人は

また 不自然