心のしるしを愛する(No.8)

～求望～

あなたは間違いなく
愛してくれていたのに

欲張り過ぎて
それ以上求めたから
その罰だよって
現在があるんだね

あなたはいつの日も
優しく抱擁くれたのに
満足出来ずに
それ以上望んだから
その罰だよって
孤独があるんだね

あなたは間違いなく
愛してくれているのに

まだ 嘘だ不安だと泣く
私を許して‥

見せ掛けの優しさより
優しい胸を探している

心のしるしを愛する(No.7)

～女の性～

男なんて躰が欲しい時は
無性に優しいもの

満たされればティッシュと
一緒に丸められてゴミ箱行き

それでも愛する男だからと
許してしまう女の性

心のしるしを愛する(No.6)

～浮気の掟～

躰は誰に感じても

心までは決して許さなかった

心で惹かれたなら
躰だけは決して預けなかった

それがわたしなりの浮気の掟

破ったのはあなたが相手だったから
躰だけで良かったのに
逢う度に心も惹かれてた

いつの間にか
あなたを愛してた

心のしるしを愛する(No.5)

～鳴き虫～

私はまるで梅雨時の蛙
四六時中疑ってしまう

不安だ と眠たげな
あなたの傍で喚いて困惑させる

私はまるで盛夏時の蝉
四六時中離れたがらない

構って と暑がりな
あなたの傍で鳴いて抱擁ねだり

あなたの睡眠妨害してまで
鳴いて鳴いて鳴き続ける‥

心のしるしを愛する(No.4)

～plan～

私が傷付けた分だけ
あなたは仕返す様な奴

ならばこの孤独感も
あなたが仕組んで与えているの?

それとも熱が冷めたの
私にはただ傍に居て
愛すことしか出来ない

例え孤独だろうと
それしか考えられない

愛してる

それだけが生きる糧になるから