祖父ちゃんの所の柴犬ハナさん
しっぽに、ピンクのおリボンつけています。
祖父ちゃんが、ふざけてつけたら
嫌がらないから、そのままです。
（時々きれいなのに変わってる）
しっぽの毛が、少し堅くてシュッとしてるから
ふんわりつけているのに、取れません。
そんなハナさんですが、
祖父ちゃんが、山仕事をする時は、
必ずお供をしています。
根っからの狩猟犬で、勝ち気な彼女は、
蛇も平気だし、多分、イノシシや熊も、
祖父ちゃんに知らせることが出来るはず。
山では、藪の中に入る時は、
リードが絡むから、オフリードが基本。
万が一、祖父ちゃんが、ハナの行けない場所にいったら、
ハナはいつも一人で家に戻ります。
そんな昨日のこと、祖父ちゃんは山菜を採るのに
崖に行ったから、ハナさんは、藪の中を家に向かいました。
ガサガサと進む彼女の目の前に、
猟銃会の方々が突然現れました。
実は、クマが出没したので、鉄砲を持って見回りをしていたのです。
猟銃会の人は、黒いハナを、小熊に見間違えて、大騒ぎ。
でもよく見たら、ド派手なピンクのおリボンが見えました。
それで、もっとよく見たら、小熊じゃなくて柴犬！
あやうく、捕獲されちゃうとこだった。
騒ぎを聞いて、祖父ちゃんも来て、事なきを得たけど、
危なかったね。
市は、クマには見えないよ。
狸かも・・・
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