○顧問制度を創設する。
という計画が業務運営についての16年度計画の一番はじめに出てきます。
これは、
業務運営の改善及び効率化に関する目標を達成するためにとるべき措置
1 運営体制の改善に関する目標を達成するための措置
(全学的な経営戦略の確立に関する具体的方策)
○ 平成16年度に、学長補佐体制を見直し、学長スタッフの機能強化を図る。
のための具体策のようです.
まず、「運営体制の改善」とは何を意味するのでしょうか。
国立大学法人化以前の国立大学業務運営は、文部科学省によって行われていました。
具体的には、幹部事務職員はすべて文部科学省に人事権があり学長の預かり知らないところで能力不明の人事が行われていたはずです。
とすると、「業務運営の改善」の第一歩は幹部事務職員の人事嫌の奪取となるはずです。
しかし、この点を弱小大学がはっきり言うことは、即運営費交付金に跳ね返る危険や文部科学省に中期計画の認可権がある以上、難しいことのようです(他大学では実行されている例があるようですが)。
そこで、建前上「学長権限行使の強化」という名目が出てくることになると思います。
以上を受けて、次に埼玉大学では学長補佐体制を見直すことになったようです。
この点は、昨年までの学長補佐体制として、「学長補佐会」と称される組織があったわけです。
「顧問制度」は「学長補佐会」の見直しの結果という建前となります。
つまり「学長補佐会」の弱点を分析した結果「顧問制度」ができたということですので、「学長補佐会」の弱点を克服する理由と「顧問制度」実行したことによる弱点の克服を実績として文部科学省の法人評価委員会に報告し、評価を受けることになるでしょう。
「顧問制度」に関する規則を読んでも、誰が顧問で、どんなことを検討し、その結果どうなるか、という学長補佐体制の強化制度の骨子が全く不明です。
また、その他の情報も皆無です。
9月中に法人評価がくだされるようですので、そのときまでは実体は不明ということなのでしょうか。
という計画が業務運営についての16年度計画の一番はじめに出てきます。
これは、
業務運営の改善及び効率化に関する目標を達成するためにとるべき措置
1 運営体制の改善に関する目標を達成するための措置
(全学的な経営戦略の確立に関する具体的方策)
○ 平成16年度に、学長補佐体制を見直し、学長スタッフの機能強化を図る。
のための具体策のようです.
まず、「運営体制の改善」とは何を意味するのでしょうか。
国立大学法人化以前の国立大学業務運営は、文部科学省によって行われていました。
具体的には、幹部事務職員はすべて文部科学省に人事権があり学長の預かり知らないところで能力不明の人事が行われていたはずです。
とすると、「業務運営の改善」の第一歩は幹部事務職員の人事嫌の奪取となるはずです。
しかし、この点を弱小大学がはっきり言うことは、即運営費交付金に跳ね返る危険や文部科学省に中期計画の認可権がある以上、難しいことのようです(他大学では実行されている例があるようですが)。
そこで、建前上「学長権限行使の強化」という名目が出てくることになると思います。
以上を受けて、次に埼玉大学では学長補佐体制を見直すことになったようです。
この点は、昨年までの学長補佐体制として、「学長補佐会」と称される組織があったわけです。
「顧問制度」は「学長補佐会」の見直しの結果という建前となります。
つまり「学長補佐会」の弱点を分析した結果「顧問制度」ができたということですので、「学長補佐会」の弱点を克服する理由と「顧問制度」実行したことによる弱点の克服を実績として文部科学省の法人評価委員会に報告し、評価を受けることになるでしょう。
「顧問制度」に関する規則を読んでも、誰が顧問で、どんなことを検討し、その結果どうなるか、という学長補佐体制の強化制度の骨子が全く不明です。
また、その他の情報も皆無です。
9月中に法人評価がくだされるようですので、そのときまでは実体は不明ということなのでしょうか。
貴殿(別人か?)は組合や文系3学部?が法解釈論争していると批判されましたが、組合などは法解釈をしている訳ではない。埼玉大学にはちゃんとした規則がある、その通りにやってくれ、あんた(学長)の規則の理解はおかしいよ、と言っている。ちゃんとした主張がある。
対して、貴殿は「あれも不明、これも不明」と仰るのみで、貴殿の主張が分かりません。不明というだけなら、学長にじかに聞いてくればよろしいでしょう。
1回だけの書き込みでおしまいにするつもりはありません。
ただ、ひとつ理解していただきたいのは、どうやら教育、研究という大学本来の機能とは別の面で国立大学が評価され、将来が決定されるらしいということです。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/kokuritu/gijiroku/001/04110401/002.htm
の「3 各年度終了時の評価方法」を読んでみてください。
学部では手の出せない部分、すなわち学長が各学部に相談せずに行ってもかまわないと解釈できそうな事項によって大学の命運が左右されると読めてしかたがないのです。
呑気なことをいって申し訳ないですが(なにしろ教養学部の隠居ですから)、いったんは悲観的シナリオしかないですよね。ただ、機会があればちゃんと議論したいですが、簡単に言うと今のシステムは長続きしようがないですから、どこかで実質民営化の腹をくくる局面があると思っています。そうなった方がいろんなデザインが描けてよいだろう、という楽観論です。問題は、学問の質を壊さずにその局面までしのいでくれる経営陣が出るかどうか、だろうと思います。読む方はご不満とは思いますが。
中期計画を話題にしているのは、中期計画をきちんとやってきちんと負けるべきだと思うからです。
きちんと負ければ、後日の実質民営化における反省点になると思うのです。
めちゃくちゃやらかしてほったらかしたら、実質民営化だって危ない。
わたしは、埼玉が生き残る道がひとつだけあると考えています。
今の執行部ではとてもできないと思われることですが。
もしかしたら、単独で生き残れるかもしれない案です。
萌芽はすでに学内にありますし、全学で乗れる可能性も高いことです。
仮に統合となっても、成功すれば核となることのできる案だと思います。
しかし、今の執行部レベルでは、中途半端になりどうにもならない可能性が高いので、今は言いません。
時が来るのを待ちます。