授業が終わって、提出物や課題を整理しています。
特に作文の課題は力作も多くて私だけ読んでいるのはもったいないので、公開とか受講者間で共有するためのことを、ちょっとずつしています。
作文の課題にも関わらず、パワポを使って写真をたくさん入れた人が結構いました。
(韓国ではあまりワードは使われず、韓国のソフト会社が出している「ハンワード」というソフトが一般的です。 もちろん写真の挿入は可能ですが、ワードより面倒くさいような気がします。 それがパワポの使用率が高くなった一つの理由かも知れません。)
最初は全部グーグルドライブを使って公開することを考えましたが、写真だらけの重たいファイルは容量を食ってしまいます。
それで、パワーポイントはビデオにしてyoutubeにアップロードすることにしました。
パワポのファイルを動画にする方法がいくつかあったので、まとめておくことにしました。
基本的に、無料でできるものに限定しています。
1) Powerpointの2010以降を使う
新しいパワポのソフトを持っているなら、ほかのツールを使わなくても動画化できます。
「名前をつけて保存」から、ウィンドウズメディアファイル形式(wmv)で保存します。
(私が使えるパワポ2010のソフトは、大学の講義室のパソコンにある韓国語版だけなので、日本語版でどんな表記になっているかは、正確にはわかりません。)
この記事などに詳しく書いてあります。
- メリット:ほかのツールを使う必要がないから楽。アニメーションも動画化される。
- デメリット:秒数の指定ができない。(youtubeにアップロードした後に、動画エディタで遅くすることは可能)
2) 「Powerpoint動画変換」を使う
「Powerpoint動画変換」というソフトが、xilisoftから発売されています。
製品版(2種類)と無料版がありますが、シンプルなパワポの変換なら無料版で充分だと思います。
ソフトの配布ページのリンクを貼るとブログにエラーが出るので、検索してみてください。
もしくは販売元が作ったソフトの紹介ビデオにもリンクがあります。
- メリット:スライドごとの秒数の指定ができる。
- デメリット:無料版は、アニメーションが反映されない。
3) ビデオキャプチャで録画
地道に動画キャプチャを使うという手もあります。
発表するときと同じようにパワポを手動で動かして、その画面をそのまま録画しちゃうわけです。
動画キャプチャは、こことかにいろいろあります。
- メリット:スライドの移動やアニメーションのタイミングが思いのまま!
- デメリット:all手動なので超絶めんどくさい。
4) パワポ→画像→ビデオ
パワポでスライドを一枚ずつ画像として保存することができます。
それを写真のスライドショーのようにしていけば、ビデオにすることができます。
画像ファイルの動画化は、youtubeの動画エディタでもできますし、windows付属のムービーメーカーでもできます。
できることは2)の「Powerpoint動画変換」とだいたい同じなのですが、たまにエラーが起こるので、そんな時にはいいと思います。
- メリット:スライドの表示時間をバラバラに設定できる。文字が多いページだけ時間を長く、みたいなことができる。(したことないけど)
- デメリット:一度画像に落とす分、一手間多いのでちょっと面倒くさい。
5) Open OfficeのImpress → swf → 各種のビデオ形式
まだ試してはいないのですが、OpenOfficeを使って動画化できそうです。
Open OfficeはMicrosoft Officeとの互換性が高い無料のオフィススイートですが、その中にパワポと互換性が高いImpressというソフトがあります。
試してはいませんが、Impressを使うとswf形式のflashに変換できるそうです。
swfはそのままyoutubeにアップロードできないので、変換する必要があります。
(ニコ動はできるようです。「止めても動く」タグとかがついてるのは、swfで上げていると聞いたことがあるような。)
swfからの変換については、下の記事とかを参考にすると良さそうです。
- メリット:やってないのでよくわからない。
- 心配なこと:Impressの互換性ってどの程度? 昔使ったら、アニメーションがボロボロだった記憶が。スライドインするテキストボックスが回転したり。今はもっとマシになってるといいんだけど…
※追記:ミスを修正し、参考になるリンクを追加しました。
吾輩は良くもパワーポイントを作っていますが、メディアファイルとして保存する事はありませんでした。いつかの大切なスキルになるかもしれませんので、方法を紹介してくれてありがとう