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新・さひょ君のらくがき帳

僕と妻と娘、3人の日常と僕の趣味を書いたブログです。

昨日のことを振り返って

2016-11-08 22:42:08 | 子育て
 一夜明け、娘はいつものように登校し、いつものように帰ってきました。
 部活でも、特に変わったことはなかった様子。

 まあ、昨日の今日ですから、何の変化もないのが当然でしょうけどね。

 延岡の大会のことも、今日は特に話はなかったそうです。

 昨日、顧問と話をした件では、あちらは予想外の申し出だったようですが、こちらとしては、それも含めて、先生の反応全てが想定内の出来事でした。

 えこひいきしている認識がないことも、予想はしていました。それは、顧問の指導方針が「みんなで楽しく」であることが、本人の言葉を待つまでもなく、明らかだったからです。

 ひいきされている子は、2年生でテニスが一番下手と言っていい子です。その子より下手な子はいるんですが、その生徒は少し配慮の必要な子なので、実質的に一番下手。でも、それにめげずに練習には真面目に出るし、準備や後片付けも率先してやる。その点だけ見れば非常にいい子ですし、実際、顧問はそこを高く評価しています。

 教師には、こういう不器用で真面目な生徒というのが、たまらなく愛おしく映るんだと思います。だから、つい肩入れする。そこに全く悪意はなかったというのは、きっと嘘ではないでしょう。昨日、僕と話すまでは「その子は、いつも5対1で一方的に責められている」というのが、先生の認識でした。実際は、1人のわがまま好き放題に、他の5人が振り回されているのですが。

 部長でも副部長でもないし、そもそも下手なので指導もできないんですが、何故か練習に口出しする。部長の指示に反抗する。自分の意見を押し通そうとする。試合のペア決めでも、出る順番決めでも、泣き落としまで使って、結局顧問に自分の意見を通させてしまった。その部分を見れば、かなり悪質な子です。

 おそらく、顧問にとっては、試合に勝つことなど、どうでもいいと言うのが本音だと思います。そんなことより、楽しければいい。スポーツでは自己犠牲が求められる場面がありますが、それに自分が耐えられない。決めつけてはいけませんが、おそらく好きな歌は「世界に一つだけの花」。そういうタイプです。

 でも、それでは「テニスをもっとうまくなりたい。強くなりたい」と毎日頑張っている、娘たちが報われません。しかも、実際に力も付いてきているのに(しかもそれは、顧問自身が決めて実行した夏休みの毎日5時間の猛練習の成果なのに)、全く頓珍漢な話です。

 僕は、教師に必要なのは、いわゆる「ぶれない」とか「理想に向かってまっしぐら」ではなく、「現実に即して臨機応変に生徒を指導する」能力だと思います。これは受験や進路指導を考えるとわかりやすいですよね。普通科に行く生徒、実業系を目指す生徒、高卒で就職するつもりの子、今から大学受験を意識している子…それぞれその時その時の生徒一人一人の能力や希望に合わせて指導しないと、何にもなりません。部活も同じだと思います。

 だから昨日、部活の運営について「もうちょっと柔軟に」と述べました。それについては、賛同を得られたと認識しています。延岡市の大会の件は、それに対する先生からの一つの答えでしょう。

 人に苦情を申し立てるのなど、僕は全然好きではありません。できることなら、少々文句があっても何も言わずに収めてしまいたいタイプです。昨日も内心ドキドキものでしたし、今も本当に良かったのかという気持ちがあります。でも、言わずにはいられなかった。

 「来年こそは、県体本選に団体戦で出場する」を心に秘めた目標として頑張っている娘の夢が、教師の理想なんぞに邪魔されないように。今は、それだけが願いです。

 どうか、いい方向に向かいますように。