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新・さひょ君のらくがき帳

僕と妻と娘、3人の日常と僕の趣味を書いたブログです。

道を究める孤独

2017-04-10 23:57:05 | 映画
「3月のライオン(前編)」
監督 大友啓史
主演 神木隆之介

(物語)両親と妹を交通事故で亡くした桐山零は、父の知人のプロ棋士の養子となり、中学生でプロ棋士に合格。プロになったのを機に養父宅から独立して一人暮らしを始め、現在17歳で5段。B2クラスに所属している。
試合で養父に勝った零は、先輩棋士に誘われて行ったスナックで、恩人でもある養父に完勝したいたたまれなさからウイスキーをがぶ飲みし、道端で酔いつぶれているところを、通りがかったあかりという女性に助けられる。あかりの自宅に運ばれた零は、そこで彼女の妹のひなた、モモと知り合い、姉妹から家族のように迎えられる。3姉妹との交流の中で飢えていた家庭の暖かさを感じ、人間性を取り戻していく零だったが、彼の進む道には、厳しい勝負の世界が待っていた…。

      ◇      ◇

 前記事に描いた通り、娘のリクエストで見に行きました。今、大人気の将棋マンガの実写映画化作品です。

 監督は「るろうに剣心」の大友監督。主演は神木隆之介くん。これで面白くないはずがない取り合わせですけど、養父役が豊川悦司さん、何かと零に絡んでくる義姉が有村架純さん、あかりが倉科カナさん、ライバルの二階堂が染谷将太さん、師匠となる島田八段が佐々木蔵之介さん、その他、義姉の愛人でもある後藤九段が伊藤英明さん、今後、零の乗り越えるべき壁となる宗谷名人が加瀬亮さん、高校の担任役が高橋一生さんと、豪華キャストも見ごたえ十分。まあ、実に面白かったです。

 将棋の試合シーンは、見ごたえ十分。棋士たちの勝負にかける意気込みの凄まじさが、画面からバシバシ伝わってきます。試合展開は、実際に棋譜を書いて作ってるような感じがしました。少なくとも、画面に映っている駒の配置や、そこから想定される次の一手は、嘘がなかった感じです。

 クライマックスが、主人公である零の新人王トーナメント決勝戦ではなく、その後行われた島田八段と宗谷名人の獅子王戦というのが、興味深かったですね。試合の実況解説をしていた、零の非凡な才能の発露と、将来乗り越えるべき壁となる宗谷名人の華麗な登場。後編が楽しみです(*^_^*)。

 ところで、この獅子王戦の最後の一手、僕は指した瞬間に「あ、終わった」と小声でつい呟いてしまい、実際、劇中でもそれで投了になるんですが、映画が終わった後で娘から「何故あれで終わりなの?」と聞かれました。将棋のルールは知ってても、実戦経験の浅い娘には、まだ詰んでいない寄せの段階で勝負が決してしまうのが、よく分からない部分があった様子。ふっふっふ、まだまだじゃのう(≧▽≦)。



感涙

2017-03-27 23:36:45 | 映画
 TSUTAYAに予約していたものを、受け取って来ました。



「シン・ゴジラ」ブルーレイ。もったいなくて、まだ未開封です(*^_^*)。



 これはTSUTAYAオリジナル特典の、レンタル用バッグ。これも、もったいなくて使えません(*^_^*)。

 この日を一日千秋の思いで待ち続けてきました。

 ゆっくり楽しみたいです(*^_^*)。



自分の命を賭けて戦うということ

2017-01-10 22:53:00 | 映画
「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」
監督 ギャレス・エドワーズ
主演 フェリシティ・ジョーンズ

(物語)帝国軍技術者を父に持つジン・アーソは、幼い頃、帝国軍から逃亡した罪で母が殺され、父が連行されるのを目の当たりにする。同志の手助けもあり、辛くも帝国軍の追手から逃れたジンだったが、やがて成長した彼女は、偽名を使い、犯罪に手を染めて、帝国軍に拘束される身となっていた。
 移送中に同盟軍兵士から救助されたジンだったが、連行されたアジトで同盟軍将校から聞かされたのは、父が帝国軍の最新兵器を設計している事実と、彼が同盟軍にあてて送った使者が囚われている相手との仲介役を担ってほしいという依頼だった。その相手とは、自分を帝国軍から守り、育ててくれた恩人でもあった…。

    ☆     ☆

 話題のスピンオフ作品です。代休を取った今日の夕方、映画館まで車を走らせて、見てきました。

 物語の時期は、エピソード4の直前。デス・スターの設計図を巡る、壮絶な戦いを描いています。形の上ではスピンオフ、番外編ですが、まさにエピソード3.5とでもいうべき物語。直球ど真ん中、これぞスター・ウォーズという内容になっています。

 改めて感じたのは、民主主義が危機に陥ったとき、一個人として何をすべきか、何ができるかということ。この映画には、そういう際にアメリカ人の考える一つの理想形が描かれています。つまり、自分の意志で銃を取り、戦う。誰に頼まれたのでもなく。誰のためでもなく。自分の命と、その全てを賭けて。そして、それがどういう結果に終わろうとも、決して後悔はしない。

 独立戦争を戦い抜いて、自分たちの国を建国した国だからこそかもしれません。奴隷解放をめぐって、同国人同士で血を流しあう内戦を経験した国だからかもしれません。彼らにとって、国は自明のものではない。民主主義も自明のものでもない。いずれも、自らを脅かす強大な相手と戦って勝ち取るもの、そして自ら作るもの。

 でも、世界中のほとんどの国で、民主主義はそうやって戦って血を流した結果として、国民が自ら手に入れたものでもあります。イギリス、フランス、それに、アジアやアフリカの旧植民地の数々…。

 どういう話か、察しがついてしまうかもしれませんね。でも、僕らにも、その覚悟を迫られる時が来るのかもしれません。その時、どう生きるか。僕には、武器を手に取るのは正直難しい。でも、自分に恥ずかしくない生き方をしたいと思います。


この映画、知ってますか?

2016-09-26 21:43:45 | 映画
 携帯のメモリーを整理していて、こんな写真を見つけました。しばらく前に行ったCDショップで見た、DVDコーナーの陳列棚です。



 かの名作「ロッキー」シリーズのすぐ横に「ロッキーホラーショー」。つい爆笑(*^_^*)。同じシリーズかと思ってしまいます。スタローンもびっくりですね。背表紙の題名の上に書いてあるジャンルが「ドラマ」っていうのも、間違ってるよなあ。

 この「ロッキーホラーショー」は、学生の時にカルト映画3本立てのオールナイトで見ましたけど、「いくら騒いでもいいけど、スクリーンに向かって物を投げるの禁止」という場内アナウンスが流れてました。観客も、今でいうコスプレイヤーがうじゃうじゃと居て、とっても楽しい一夜でした(笑)。

 この時、写真だけ撮って、買ったのは他の映画。店員さん、ごめんなさいね。



 今日の帰りに、コンビニの前で見た夕暮れの空。
 今日は仕事で色々あって疲れたんですが、明日はいい天気みたいです。



庵野監督って、元々特撮が大好きなんですよね

2016-09-01 23:21:51 | 映画
「シン・ゴジラ」
総監督 庵野秀明
主 演 長谷川博己

(物語)東京湾海上で突如、海水が吹き上がり、その影響でアクアラインの浸水事故が発生。直ちに首相官邸に特別対策本部が設置された。早速開催された臨時閣議において、事故原因は海底火山の噴火で落着を見ようとしていたが、居並ぶ大臣たちの後ろで事故現場周辺のデータを詳細に確認していた矢口官房副長官は、巨大生物の存在を主張。「何を言ってるんだ」と一笑に付された瞬間、官邸スタッフが「テレビをすぐに付けてください!」と飛び込んでくる。画面には、海中から突き出た巨大な尻尾が映っていた…。

    ☆    ☆    ☆    

 今年になって2本目の映画レビューです。1本目がスターウォーズで、2本目がこれ。えらく間が開いたものだと思いますけど、それにしても、オタク道まっしぐらですね(笑)。

 で、見た感想ですが… いやあ、すごかった、凄かった、スゴかった~!!!

 2時間、画面に目が釘付け。始まったが最後、ラストシーンまで、一瞬たりとも、よそ見を許してもらえません。もう、まばたきすら忘れるくらい。

 お話は、大変よくできています。いやもう、本当に容赦がありません。一言で言えば、想定外の非常事態における、国の危機管理の物語ですが、そこで描かれる一つ一つのエピソードや登場人物の台詞、生きざまに、監督の様々な思いや願いが込められていると感じました。 

 映像は、今回も監督のセンス炸裂。才能のある人は、実写でもアニメでも関係ないんですね。というか、元々庵野監督は特撮大好きな方なんですよね。それをよく示す作品作りをしていらっしゃいます。また、今回のゴジラは、着ぐるみではなくCGで作られてるんですけど、その強みを思いっきり活かしている感じで、やっぱりスゴイです。

 さすがは、庵野監督。大変な映画が出来上がりました。

 DVD、絶対買います。

 次は、エヴァの完結編をお願いしますね(*^_^*)。待ってます。