goo blog サービス終了のお知らせ 

新・さひょ君のらくがき帳

僕と妻と娘、3人の日常と僕の趣味を書いたブログです。

うしおととら

2015-10-13 21:55:28 | アニメ・マンガ


「うしおととら」
藤田和日郎 著

 500年もの間、寺の地下に封じ込められていた妖怪をひょんなことから解き放ってしまった少年うしお。かつて長飛丸と呼ばれ、人々に恐れられたその妖怪を「とら」と名付け、強大な力を持つ獣の槍を手に、次々に襲い来る妖怪たちと戦う羽目になります。
 やがて、うしおは、死んだと思っていた自分の母が生きていることを父から知らされ、とらと共に北海道へ向けて旅立つのでした。そこに待っている運命も知らずに…。


 最近、TSUTAYAで借りて読み進めているマンガです。僕ら世代には、懐かしい方もいるのではないでしょうか。サンデー連載中にパラパラ読んではいましたが、まとまって読んだことはないので、これを機会に全巻読んでみようと思った次第。
 単行本と文庫本がありましたが、僕が読んでいるのは文庫本の方。実は、同じ作者の「からくりサーカス」を、人に勧められて読もうと思ったんですが、行きつけのTSUTAYAに見当たらなかったので、代わりに読み始めたものだったりしますが(笑)。

 全編戦闘に次ぐ戦闘。死闘に次ぐ死闘。ひたすら肉弾戦。かなり血なまぐさい話なんですが、暴力的とは思いません。感じるのは、むしろ痛み。それも身体の痛みではなく、心の痛みです。
 写真に写っている3巻までの話だと、かまいたちのエピソードとか、泣いてしまいます。一方で、とらとうしお二人っきりの時に見せる、とらのお茶目な素顔とか、お互いに素直じゃないところとか、ほっこりするんですよね。

 今、5巻まで読み終わりました。面白いです。久々に、マンガにはまっています。
 


今度のルパンはブルーのジャケット

2015-10-03 23:18:00 | アニメ・マンガ
 「乱歩奇譚」が終わって、これでまた、しばらくアニメをリアルタイムで見ることもないかな(娘と一緒に見るいくつかのアニメを除く)と思っていたら、飛び込んできた朗報。

 「ルパン三世」の新シリーズが始まる!!

 金曜ロードショーのスペシャルとかスピンオフじゃない、正真正銘「ルパン三世」の連続アニメ。パート3以来、約30年ぶりの復活です。

 もう、即、毎週予約して、先ほど第1話を見ました。

 面白い。面白い、面白い、おもしろい~!!!

 ハマってしまいそうです。

 やっぱりいいなあ、ルパン(*^_^*)。


 




さよならソルシエ

2015-05-09 00:27:00 | アニメ・マンガ


「さよならソルシエ」

穂積 著

TSUTAYAで娘がマンガを借りるのに合わせて、一緒に借りた一作。炎の画家と呼ばれたフィンセント・ファン・ゴッホと、彼を献身的に支えた弟テオドルス・ファン・ゴッホの物語です…けど、思わず「えーっ!?」って叫んでしまいそうな内容です。特に2巻中盤からの展開には、ただただ唖然…(^^;。

主人公は、弟のテオの方。彼の目を通した兄フィンセントと、当時のパリで芽吹いていた新しい芸術の勃興が描かれます。ロートレックも重要なキャラクターで出てきますし。

史実からの逸脱については、正直どうかなと思う部分もあります。ただ、この作品は、一番大事なことをきちんと押さえてある。それは、フィンセントやテオやロートレックが愛し、考えた芸術とは何なのか、画家は何を描く存在なのかということ。

そこを外さなければ、後は自由にやっても構わないと思うんですよね。

面白かったです。


攻殻機動隊 S,A,C 2nd GIG

2015-04-03 07:41:00 | アニメ・マンガ
紹介したいアニメがあります。

「攻殻機動隊 S,A,C 2nd GIG」(全26話)
監督 神山健治
主演 (声)田中敦子

人間のサイボーグ化が当たり前となっている未来社会で、電脳化した脳を直接ネットに接続するようになった人類と、それに伴う新たな犯罪を追う警視庁公安9課の活躍を描く、SFアニメの第2シリーズ。少し前に、やっと見終わりました。

昨年秋に第1シリーズを見ているという記事を書いていますから、半年近くかけて第1、第2シリーズ全52話を見終えたことになります。

感想は…

めちゃくちゃ面白かった!

「グリコ森永事件」に着想を得たと思われる「笑い男事件」をメインに据えた第1シリーズ、難民と人種差別的排他主義者の対立に基づくテロ「個別の11人事件」を描いた2nd GIG。共に、単に事件の顛末にとどまらない、政治的な背景まで含めた重厚かつリアリティ溢れる展開で、見応えたっぷりです。地元のTSUTAYAには途中が抜けていたのを取り寄せてまで見た甲斐がありました。

キャラクターがまた魅力的なんです。ヒロインの素子はじめとした公安9課の面々に、支援AIのタチコマ、事件の鍵を握る笑い男(第1シリーズ)にクゼ(2nd GIG)などなど。特に出色なのは2nd GIGの中心人物の一人、ゴーダ。こいつはもう、人倫に外れた最低の奴で、やることが本当にえげつない。声優は「帰ってきたウルトラマン」のMATの岸田隊員を演じた西田健さん。人間の悪を具現化したようなキャラクターに、見事に生命を吹き込んでいます。

僕が考え込んだのは、笑い男もクゼもゴーダも、9課の面々も、みんな自らの正義と信念に基づいて行動しているのに、それぞれの立場や目指すものは一致する訳ではないということ。ゴーダはともかく、笑い男とクゼの考えや思想には、多分に共感できるものを感じます。だけど、彼らがやっていることは犯罪には間違いない。逆にゴーダのやっていることは、いかに人道に外れていようとも、任務のため、国のため、正義のため、と正当化されてしまう。それならば、一体、正義とは何なのか…?

第1、第2シリーズ共に、9課がクライマックスで戦っている相手が誰であるかということ。この社会は、白か黒かの単純な勧善懲悪的二元論では絶対に割り切れません。

現実のテロやそれに対する軍事行動が常に世界の政治課題となっている昨今、見る価値の高い逸品です。昔「特捜最前線」が好きだった方には、特にお薦めします。

四十代も後半になってから見るアニメは、こうじゃないとね。

素晴らしいです(*^_^*)。


宝塚版のオーベルシュタインはイケメン

2014-12-26 07:33:40 | アニメ・マンガ
昨日のこと。

職場にかかってきた電話を取ったら、3月までうちにいた女性からでした。

「さひょさん、昨日はプロージットしましたか?」

プロージット?ドイツ語で乾杯のことだな。

「はい、はい、当然しましたよ。」

「…マイナーなネタですみません。◯◯さんいますか?」

「今、打合せ中。」

「じゃあ、後でかけ直します」

電話を切った後で、どうにも引っ掛かります。

ドイツ語…PROSIT…?

はた、と合点がいきました。

「銀河英雄伝説」じゃないか~。すぐにピンと来なかった自分が悔しい(泣)。

ゴメンね、僕は帝国より同盟の方が好きなのよ。

「民主主義に乾杯」

銀河英雄伝説を知らない方には、訳のわからない話ですみませんm(__)m。