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新・さひょ君のらくがき帳

僕と妻と娘、3人の日常と僕の趣味を書いたブログです。

5月24日

2016-05-24 00:01:02 | アニメ・マンガ
 今し方、日付が変わりましたけど、今日、5月24日は、最近話題の6つ子達の誕生日だそうですね。

 娘が狂喜しています。ちなみに、娘のお気に入りはチョロ松。

 いいから早く寝なさいね。中学生になってからというもの、夜更かしし過ぎだよーん。




鉄血のオルフェンズ 再度

2016-03-02 00:37:44 | アニメ・マンガ
 日曜日の気まずい時間をどうにかしたくて、とりあえず自分の気持ちだけでも立て直したくて、あの夜、夕方録画したばかりの「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」第21話を見ました。

 …泣いた。

 涙があふれました。

 主要キャラクターの一人が、戦死しました。敵の高慢ちきな司令官の、くだらないプライドを維持するための、実にくだらない戦闘で、リーダーのオルガを守って、自らが犠牲になりました。

 ビスケット…。いい人だったのに…。兄妹思いの優しい人間だったのに…。彼にとって失意な出来事が続いた揚句に、こんな最期…。あんまりだ…。

 知らない人は、これが人の名前だとは思わないでしょうね。ビスケット。お菓子です。でも、まぎれもない、彼の名前です。彼には双子の妹がいて、クッキーとクラッカーといいます。兄はサヴァラン、祖母はプレッツェル。全部、お菓子です。いずれも人の名前じゃない。

 ちなみに、このアニメの主人公の名前は三日月です。これも、人の名前じゃないですよね。

 そうです。このアニメの主要なキャラクターは、作品世界の中で人間として扱われていない。

 スペースデブリという言葉があります。宇宙に浮遊しているゴミのことです。小惑星や隕石のかけらとか、人工衛星の破片とか。要するに、宇宙のゴミです。このアニメの主要キャラクターたちは 作中で「ヒューマンデブリ」と呼ばれています。「人間のゴミ」。「ゴミ」なんです。間違いなく生きて息をしている人間なんですけどね。人間じゃないから、売買されるし。身体も使用者に都合よく改造されている。阿頼耶識(あらやしき)システム。脊髄神経を直接メカニックにつなぐことで、格段に機械操作の機動性を増す、人間を機械の一部にしてしまう非道なシステム。でも、このお蔭で、モビルスーツを自分の手足のように自在に動かすこともでき、戦闘では無類の強さを発揮する皮肉。

 先がどうなるか、全くわからない状況の中で、主人公たちは戦い抜いて行きます。理解者なのか、単に利用しているだけなのか、ともかく協力者や出資者も得て、物語は、いよいよ政治の舞台へと移って行きます。

 この作品、2クール目に入ってOPとEDが変更されていたんですが、ビスケットの息絶えるラスト、流れてきたのは、前半のED。MISIAの歌うバラード、「オルフェンズの涙」でした。彼女の魂の歌声が、心を打ちます。この作品は、やっぱり、この歌じゃないと。

 あと、是非触れておきたいこと。このアニメでは、主人公側の戦死者は、必ず誰かをかばって死んでいます。これでそういう死に方をしたのは3人目です。敵方は、必ずしもそうではありません。上官をかばって死にかかった人は居ましたけど、大概は普通に亡くなっています。この差はなんでしょうね。社会の最下層に置かれ、人間扱いされていない人たちが、他人をかばって自分が犠牲になるという、最も崇高な死に方をする…。

 今、一番目が離せないアニメです。でも、もうすぐ終わるんですよね。少し前から、4月からの新番組の予告編が流れてるし。オルガと三日月とクーデリアの物語を、1年かけて見たかったなあ…。



Gのレコンギスタ(追記)

2016-02-01 00:26:15 | アニメ・マンガ
 前記事で書き忘れたことが一つ。

 僕は、この作品のエンディングがすごく気に入ったんです。

 歌詞がいい。

 作詞は井荻麟こと、富野由悠季監督です。富野監督は、自分の作品の主題歌やエンディングの大半を、ご自分で作詞されています。

Gの閃光

 元気でいられるなら
 元気でいられるなら

 手を挙げてやってみる
 前を向いてやってみる

 明日のことなんてわからないからって
 動かないままなら始まらないから

 立ってみて歩く
 スタート切って走る

 その先に未来という閃光がある

 つかめプライド
 つかめサクセス

 元気のGは始まりのG
 Gのレコンギスタ


 僕は、Gのレコンギスタというアニメの大事なことが、この歌に大方入っていると感じます。

 冨野作品の主題歌やエンディングって、毎回、作品世界を的確に表しているから、印象深くて心に残るんですよね。∀ガンダムの後期のエンディングなんて、涙が出ました。あんまり美しくて。「ザブングル」のエンディングや挿入歌「忘れ草」は、今でもお風呂の中で歌ってます(笑)。





Gのレコンギスタ

2016-01-30 22:40:00 | アニメ・マンガ


「Gのレコンギスタ」
監督 富野由悠季
主演 (声)石井マーク

 一昨年秋から昨年春まで毎日放送の深夜時間帯で放送された、ガンダムシリーズの1作。総監督は、ガンダム生みの親である富野由悠季。
 製作を知って、見たくてたまらなかった作品なんですが、大分では放送なし。せめてDVDを…と思ったら、地元のTSUTAYAには入荷されず。
 残念な思いで一杯だったところに、昨秋、やっと地元TSUTAYAに入荷(*^_^*)。でも、案の定、人気が高くて、なかなか借りられず。

 今日までかかって、やっと、全26話見終えることができました。

 久々の富野監督の新作。しかもガンダム。いざ見たら、脚本と絵コンテ(共同・ペンネーム使用)を全話、富野監督が手掛けてる、ファン感涙の100%富野印の作品です。これは僕にはたまらない。あの独特な富野口調の台詞が、あっちからもこっちからも…ああ、心地いい(笑)。なんかしらんが大勢出てきて、くんずほぐれず、わちゃわちゃ大騒ぎしているうちに、話がどんどん進んで行って、あれよあれよと怒涛のクライマックスへ行ってしまうのも悪くない。

 雰囲気は「聖戦士ダンバイン」(←これ、いつか見直してブログに取り上げたい)に似てるなあ。明るいダンバインか。じゃあ、主人公のベルリはショウ・ザマで、ライバルのマスクはバーン・バニングスか?最終回のクライマックスの戦闘は、実際この二人だし。

 ∀ガンダムで、自ら作った宇宙世紀の物語に終止符を打ったその後で、わざわざまた新作を作る以上は、いったいどういう物語を紡ぐのかと思ったんですが、やっぱり希望で終わる物語にしたかったんでしょうね。人は戦争を超えられる、という。

 堪能しました。

 大半の人には「なんじゃこりゃ?」な作品かも…とは思うんですけど。

 好きなものは好き、ということで。



鉄血のオルフェンズ

2015-10-14 23:31:45 | アニメ・マンガ
「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」
監督 長井龍雪
主演 (声)河西健吾

 オタクな記事が続きます。もともとそういう人間ですので、あしからず。

 さて、ガンダムの続編も色々あるので、全部が全部、見ている訳ではないです。大人になると毎週見るのも大変だし、大分では放送がないのもあるし。

 そんな中で、今回、「鉄血のオルフェンズ」。なんとなくチェックしておこうと思ったのですが、当たりでした。
 まだ2話しか放送されてませんけど、もうハマってます。今、その2話を見て、少々うるうる来ていたところです。

 ガンダムのガンダムらしさって、なんだろう。

 まずは、戦争なんだよってこと。

 主人公たちを襲う、無残な運命。泣く暇さえ与えられない、過酷な試練。

 それから、これは僕の独断なんだけれど、

 虐げられた人々の怒りと、報われない人々の哀しみ。

 これが大事なんだと思う。

 ホワイトベースは囮部隊でした。カミーユ・ビダンは壊れるまで酷使され続けました。ジュドー・アーシタが自分の意思を貫くためには、ネエル・アーガマを乗っ取るしかありませんでした。シャアが最終的にたどり着いた結論は、人類の粛清でした。シュラク隊は、ひたすら戦死者を出し続けるしかありませんでした。キラとアスランたちは、自分たちの祖国を裏切るしか、他に方法を思いつきませんでした。

 その意味で、この作品には、大いに期待できるものがあります。

 虐げられた存在としての火星。自らの意思表示としての反乱。しかも、主人公たちも、その属するコミュニティ内では下層に属する存在。

 今、見終わった2話を、ディスクにダビングするかどうするか、悩んでいます。