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デッドニング2 ~ジムニ-の静音化対策 その2~

2015-01-04 16:39:43 | 日記

デッドニング ~ジムニ-の静音化対策 その2

ジムニ-の静音化第一弾では、ボディ下部にレジェトレックスを貼りつけたり吸音材を仕込んだり、ダッシュボ-ド内には吸音材としてニ-ドルフェルトを詰め込み、バルクヘッドの車内側にレジェトレックスやスポンジ素材を貼り付けたりと、あまり手間のかからない部分の施工だけでした。

そして、いよいよ手間のかかる部分へ、年末年始の休暇を利用して手を付けてみました。

①リアドア内

②フロントドア内

③リアフェンダ-内

④バルクヘッドエンジン側

⑤ボンネット

ここで、防音対策グッズを追加購入。

まずは、どこにも張り付くブチルゴムのテ-プ。

よく、くっ付くということと、制振効果もあるのでブチルテ-プは重宝します。しかし、貼り直しができませんし、剥がすには相当苦労します。

そして、ノックスド-ルのオ-トプラスト-ンも接着剤代わりにとも考えました。ただ、特に冬場は塗る厚さを均等にするのが難しいので、今回はブチルゴムテ-プを購入して施工しました。

オ-トプラスト-ンはタイヤハウス内に塗布すると効果があるようなのですが、個人的には車内の部分部分にニ-ドルフェルトをこすって繊維に染み込ませて接着する、そんな使い方を思い描いてみましたが。

その代わりとして、耐熱性にも優れ、強力な接着性のあるシリコン・シ-リング剤を用意。1本300円もしないで購入できましたので、10本まとめ買い。

こちらは、接着までには相当の時間を要しますので、乾く前なら貼り直しがききます。しかし、乾燥後に完全凝固すると剥がすことは不可能です。

 

そして、安価が魅力の『アルミ蒸着レジャ-シ-ト』。この正式名称がよくわかりませんが、自分はホ-ムセンタ-で『保温マット』なる名称のものを購入。3畳用で¥980-と、とにかく安い。

よくあるレジャ-用マットはブル-の発泡ポリエチレンにアルミを蒸着した厚手のものだが、今回は厚さがあると曲面への貼り付けに難があるので、薄手7mm厚のものにして曲面にもしっかり貼り付けられるものを購入。耐熱は70℃あたりまでなので高熱になるエンジンル-ムには使用できませんが、車内のドア内やボディ下敷きには利用できそうです。

今回のドアの作業は写真を撮り忘れましたので、他人様のジムニ-のドア画像を拝借して進めていきます(苦笑)

 

まず、ジムニ-のリアのドア。内貼りをはずすと、見事にからっぽの空間が広がっています。

まぁ、大きな穴があるということは、そこから手を入れて防音材を貼り付けることができるので、ありがたいと言えばありがたい。右の大きな穴だけにビニ-ルが貼られていますが、その他の穴にはビニ-ルすらない。

ニ-ドルフェルトにコ-キング材を塗り付けて空間内部にペタペタと貼り付けたり、穴の表面を保温マットを適当な大きさに切ってブチルテ-プで貼り付け。

次に、サイドのドア内部。

内貼りを剥がすと、クリップが割れました。それも、左右両方とも。さすがに、10年以上も前のプラスチックですし、この寒さではプラスチックも固くなって割れやすいのだと思います。そう考えると、クリップを外す作業のある場合、冬場よりも夏場の方が適しているのかも知れません。

さて、内貼りを剥がすと、一面ビニ-ルで覆われています。それをくっ付けているのがブチルゴム。このブチルゴムをキレイにとるのは面倒なので、そのままビニ-ルだけを剥がして作業しました。

こちらの内部もカラッポですので、ドア内部へ適当な大きなに切った保温マットをブチルテ-プで貼り付けていきました。こちらのドア内部はリアのドア内部と違って、水の侵入があります。パワ-ウインドウでガラスが上げ下げされるので当たり前ですね。ですから、ここへはニ-ドルフェルトのような吸水性のあるものは貼り付けられませんので、耐水性のあるレジェトレックスや保温マットのみをペタペタ貼り付けておきました。

 

そして、リアサイドのフェンダ-、タイヤハウス。

このリアサイドの内貼りを剥がすのには手間がかかりました。まず、リアシ-トの取り外し。そして、リアのシ-トベルトの固定ボルトを外してから、やっとプラスチックの内貼りが外せます。ハズす時、バキバキ音をたてて割れるんじゃないかと思うほどですが、割れはしませんでしたがクリップが2ケ所損傷。まぁ、気にしない気にしない(笑)

リアスピ-カ-取り付け用の穴があいているのは当然ながら、タイヤハウス脇には何とも大きな穴が。こりゃ、リアサイドの防音なんかまるでないと思っていいほどです。音がよく響きそうな空間でした(笑)

ここにも、レジェトレックスを適当に貼り付け、ニ-ドルフェルトをシ-ラント剤で貼り付け、保温マットをブチルテ-プで貼り付けと、とにかくフルコ-ス。とにかくここの空間は大きく、できれば発泡ウレタンでも入れて処理したいと思ったほど。

リアタイヤのロ-ドノイズはこの空間が大きく影響しているのでしょうから、それなりの処理も必要でしょうか。

最後に、エンジンル-ム。

こちらの施工には、耐熱性の求められる材料が必要なので、そこで新規調達。

とにかく、耐火性や耐熱性に優れるシ-トやマットで思いつくのは、スパッタシ-ト。

こんな感じで、火花を受けるシ-トですね。しかし、従来品は重過ぎる。そこでモノタロウのカ-ボンシ-ト。従来のスパッタシートに比べ非常に軽く、片面には難燃ゴムを使用、セラミックの材料にも使用される水酸化アルミニウムを用いて難燃性を向上させ、連続耐熱温度は250℃の優れもの。価格は、1㎡あたりで¥1,800円程度とリ-ズナブル。

カ-ボンシ-トという名称になっていますが、実際はカ-ボンフェルトと呼びたいような感じ。固いカ-ボンのイメ-ジではなく、フェルト素材的で軽くて柔らかい。遮音材というよりは吸音材のような感じで、これは意外な発見。

ちなみに、耐熱性の防音素材はいろいろある。

【オトナシート】

 

 アスファルト系の重量のある制振材。

 

【エンジンルーム静音シート】

 


ボンネット裏面に貼り付けてエンジン音を低減   ●耐熱温度120℃   ●材質本体:アルミガラスクロス/不織布 粘着剤/アクリル系粘着剤 

 

【ゼトロ吸音シート】

吸音性能だけでなく、遮音性、耐候性、耐熱性にも優れ、新幹線室内音低減、自動車室内外音低減など、工業部品に多数使用されている。

 

【吸音材グラスウ-ル】

 

【防音マットZS】

 

さて、バルクヘッドエンジン側。

とにかく、車内への引き込みのための配線があったり、配線配管が邪魔でなかなかうまく施工できません。

適当に、エプトシ-ラ-というスポンジ系の材料を貼り付けておきました。

次は、ボンネット。

ジムニ-のボンネットはインシュレ-タ-などなく、ボンネットはモロ鉄板。補強用の支柱の中もスカスカ。

まず、支柱の中にニ-ドルフェルトを詰め込み、ボンネットの凹みのところにもニ-ドルフェルトを切り取って貼り付け。

 

接着には、シリコン・シ-ラント。180℃ぐらいまでの耐熱性があるので、エンンジンル-ム内の使用は問題なし。

さらに、支柱の中には、ニ-ドルフェルトの他に、シリコン・シ-ラントをそのまま注入。本来の隙間を埋めるために使われるシ-リング材ですもんね。

しかし、ここで失態。ボンネットを車内から開けるためのワイヤ-が、この空間の中を通っているんですね。そんなこと考えもせず、シ-リング材を支柱内にジャンジャン注入してしまいました。それに気づいたのは、翌日。ボンネットへの施工の続きを行おうとボンネットを開けようとしたら、「んっ?開かない?」

力を入れてオプナ-を引っ張ったら、音がしないままにボンネットは無事開きました。ふつう、ボンネットを開ける時、「ガチャッ」ってな音がするもんですが、無音です。シリコン・シ-ラントは固まっても弾力性があるので、その分その失態をカバ-できて、何とかワイヤ-が動いてくれています。まぁ、開けばよしと言うことで。

ちなみに、サイドシルにもシ-リング材を注入。しかし、サイドシル空間全部に注入するとシ-リング材が何本必要になるのかわからないので、とりあえず左右1本づつ注入しときました。

さて、ニ-ドルフェルトを貼り付け終わり、それが完全に接着されていることを確認後、耐火性・耐熱性のあるカ-ボンフェルト(カ-ボンシ-ト)をシリコンシ-ラント材で貼り付けていきます。

まずは、ボンネット上半分に貼り付けたところ。

エプトシ-ラ-というスポンジ素材をエアインテ-ク付近に貼り付け、その上からカ-ボンフェルトを貼り付けました。

そして、下半分も貼り付けして、ボンネットへの施工は完了。

 

 さてさて、その効果のほどはと言いますと・・・。

アイドリングのエンジンノイズは・・・。う~ん、若干静かになったようですが大して変わりません。走行してみると、中~高音は抑えられているようですが、中~低音はあまり変わっていないようです。ですから、アイドリング時に大きな違いは感じられませんが、加速時のタ-ビン音や高音ノイズは抑えられた感じです。

そもそも、3気筒、ボンネット上のエアインテ-ク、そして駆動ベルト類がむき出しのエンジンですので、エンジン音を抑え込むのには無理がありますかね。

そりゃ、ノ-マルのジムニ-に比べればかなり静かにはなったんでしょうが、まだ廉価版セダンのクラウンやセドリックのタクシ-なんかに比べても車内へのエンジンノイズ流入は大きいことは否めません。

しか~し、ロ-ドノイズはだいぶ静かになりました。安物の『保温シ-ト』の切り貼りでも、結構な効果なんですね。ブチルテ-プやシリコンシ-ラントの制振効果、ニ-ドルフェルト、そして発泡ポリエチレンとアルミ箔の『保温シ-ト』の組み合わせもバカにはできません。

そもそも、吾輩のジムニ-はかなりの車高アップで、ロ-ドノイズ発生源から車内まで遠い距離にある。ふつうなら、乗用車よりも車内で聞こえるロ-ドノイズは抑えられて当然なのだが(笑)。

 

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1 コメント

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ヒダカ (小林)
2015-02-07 16:03:47
お疲れ様でした。
スプレー式のウレタンフォームじゃ耐火性無いから駄目かな?隙間かなり埋まるし結構膨らむだけどね?今度音聞かせてね。
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