goo blog サービス終了のお知らせ 

さだきちの日々

手づくり雑貨やインテリアのことなど日々の雑念を書き留めます!

本:ZOO1・2

2010-09-05 00:39:19 | 


読書の波が襲ってきております。(笑)
本読んだので感想をば。

Zoo(1)

Zoo(1)

価格:480円(税込、送料別)



STORY
何なんだこれは!天才・乙一のジャンル分け不能の傑作短編集が「1」、「2」に分かれて、ついに文庫化。
双子の姉妹なのになぜか姉のヨーコだけが母から虐待され…(「カザリとヨーコ」)、
謎の犯人に拉致監禁された姉と弟がとった脱出のための手段とは?(「SEVEN ROOMS」)
など、本書「1」には映画化された5編をセレクト。
文庫版特別付録として、漫画家・古屋兎丸氏との対談も収録。


天才・乙一。名前だけは聞いたことがあったけれど、読むのは初めて。
天才って言われてるのだから、面白いんだろうなと先週ぐらいから読み始めました。

短編集なので軽く読める…には読めるんですが…。
かなり刺激が強い一冊だったよ…orz

最初の一遍「カザリとヨーコ」はきつめながら、まあジャブ程度。
ところが2本目の「SEVEN ROOMS」はかなりの強烈なパンチを食らった感じです。

とにかく怖い!怖すぎる!いやすぎる!
寝起きにぼや~っと読んだんだけど、読み終えるころにはすっかり目も醒めて
恐怖に身が震えるほどでございましたよ。超こえぇ(TmT)ウゥゥ・・・

その後もいろんな短編が続くんだけど、「SEVEN~」の恐怖から抜け出せず、
いまいちそのあとの話が入ってこなくて、最後まで「嫌な本だった」感満載でした。

読み終わった後、2を読むかどうか迷うほど「嫌な本」だったんだけど、
今読まないと、一生読まないような気がして、いやいやながら2巻に突入。

Zoo(2)

Zoo(2)

価格:440円(税込、送料別)



天才・乙一のジャンル分け不能の傑作短編集その2。
目が覚めたら、何者かに刺されて血まみれだった資産家の悲喜劇(「血液を探せ!」)、
ハイジャックされた機内で安楽死の薬を買うべきか否か?(「落ちる飛行機の中で」)など、
いずれも驚天動地の粒ぞろい6編。文庫版だけのボーナストラックとして、
単行本に入っていなかった幻のショートショート「むかし夕日の公園で」を特別収録。


嫌々ながら読んだんだけど、これが不思議なことに、面白い。
1巻と違って、軽快なタッチの話が多いからなのか、
1巻で区切りをつけたから気持ち的に余裕が出てきたのか…。
なんか、ハマってきたかも…といった印象です。
相変わらず、内容は病的にグロテスクなんですけども。
どの話もなんか書いている人が違うような新鮮な印象でした。
「天才」と呼ばれるのも納得かもな。

ここで1巻も読み直すと、すっかり乙一にはまってしまいそうな気がしてます。
(でもあまりに「嫌な本」だったから早々に捨ててしまった( ̄ー ̄;)アリャリャ)

私の感想は

★★★★★(R15指定)

思春期の青少年には刺激が強すぎる本だと思われます。
高校生ぐらいなら、正しく楽しめるかもしれないと思うけど。
私はかなり面白いと思うけど、「血」とか「ホラー」とか
ある程度許容できる人には大変お勧めします。
そうじゃない人は読まないほうがいい。★ゼロだね。

「何なんだこれは。」「正直、やられた、と思った。」
本の帯ってほんと的を射てるな~と思った本でした。

本:フィッシュストーリー

2010-08-28 07:52:45 | 


なんかブログをお引越ししてからようやく「読」カテゴリーに記事がかけた( ̄ー ̄;)

最近暑くて何にもやる気が起きず( ̄ー ̄;)チクチクもすすまんし、
テレビ見てても疲れる一方だし、お昼寝したってだるいだけだし、

これは何かが足りないのだ!心の栄養が足りないのだ!と本を読んだ次第です。


フィッシュストーリー

フィッシュストーリー

価格:540円(税込、送料別)



伊坂幸太郎著 新潮社

最後のレコーディングに臨んだ、売れないロックバンド。
「いい曲なんだよ。届けよ、誰かに」テープに記録された言葉は、未来に届いて世界を救う。
時空をまたいでリンクした出来事が、胸のすくエンディングへと一閃に向かう瞠目の表題作ほか、
伊坂ワールドの人気者・黒澤が大活躍の「サクリファイス」「ポテチ」など、
変幻自在の筆致で繰り出される中篇四連打。爽快感溢れる作品集。


心の栄養とか言って、伊坂幸太郎かい!っという感じなんだけれども( ̄ー ̄;)
本屋で衝動買いしたんですけど、この本、ちょっと前にも買ってました。
読んでなかったので気が付かなかったよ( ̄ー ̄;)

伊坂幸太郎の本は軽く読めるので、火照った頭にはいいようです。
短編(というには長いけど)集なので展開が早く、確かに爽快感たっぷり。
やっぱり表題が一番良かったけど、他の3篇も面白かったです。

私の独断の評価は

★★★★☆

まぁ、こんなもんかな。
長編ほど引き込まれる感じはなかったので、一つマイナス。

次は何を読もうかしら。しばらく伊坂幸太郎にはまってみようかしら。