goo blog サービス終了のお知らせ 
見出し画像

還暦おやじの洋楽日記

Lives in the Balance / Jackson Browne

1986年発表のジャクソン・ブラウンの8作目。
政治的なメッセージソングが多くて、それが鼻につく(インタビュー記事なんかを読む限り、彼の政治思想がそれほど奥の深いものとは思えないのだ)のだが、悲しいかな、心底鼻につくほどの英語能力を持っていないので、実はあんまり気にならない。
それよりも70年代のシンガーソングライター然としたサウンドから80年代を迎えてのハードロック志向を経て、それらがこのアルバムで丁度良くブレンドされ、バラエティに富む構成が魅力を覚える。中南米の音楽へのアプローチもこのアルバムから始まった。

1. For America
2. Soldier Of Plenty
3. In The Shape Of A Heart
4. Candy
5. Lawless Avenues
6. Lives In The Balance
7. Till I Go Down
8. Black & White

「For America」は前作までのハードさを引き摺った曲。傾向としては「孤独なランナー」(アルバムではなくタイトル曲のほうね)の路線に近いが、当時聴いたときも少々マンネリを感じた。「In The Shape Of A Heart」は良いね。彼のポップセンスが最大限発揮された名曲と思う。そして、「Lawless Avenues」から「Till I Go Down」と続くヒスパニック系のナンバーが良い。静かに始まり徐々に盛り上がる「Black & White」も佳作だ。

彼の代表作として、このアルバム推す人はそうそういないだろうが、ジャクソン・ブラウンの余裕というか円熟味も感じさせて、結構好きなんだな。

(かみ)
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「Album Review」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事