「キングオブ害獣」シカを食べて駆除 ジビエブームに乗じて食害防止新施策 兵庫県
2015.4.10 15:00更新
畑を荒らす害獣として、農業関係者から目の敵にされるシカ。全国で被害が
深刻化しており、耕作放棄に至る事例もあるほどだ。一方で、シカ肉は低脂肪で
高タンパク質と、狩猟で捕獲された野生の鳥獣を使ったジビエ料理の高級食材と
して見直されており、その人気は高まっている。そこに目を付けたのが兵庫県だ。
県域の大半を山間部で占め、シカの食害が深刻な同県は、「増え続けるシカを
食べて駆除してしまおう」と今年度当初予算案に約3700万円を計上し、シカ肉の
積極活用を後押しすることを決めた。ただ駆除するだけではなく、その肉を有効活用
して食害被害を食い止めたいとする県側の思惑の結末はいかに-。(三宅令)
農林水産省の統計では、シカによる農作物被害額は約82億円(平成24年度)。
兵庫県でも、野生鳥獣による農作物被害額7億9400万円(25年度)のうち、
シカは約4割の3億327万円を占め、「キングオブ害獣」の名をほしいままにしている。
県内の自治体は防護柵や網を設置して被害の防止に努める一方、捕獲報償費
を支給、年間約3万5千頭を目標に捕獲を続けている。(以下略)
http://www.sankei.com/west/news/150410/wst1504100007-n1.html
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