「私の政治の師匠は小泉(純一郎)氏と森喜朗元首相だ。
2人の見識に接することができたのは喜びだ」(安倍晋三首相)
「今の仕組みはおかしな統治機構。国家運営ができていない。小泉純一郎元首相のような何千年に一度のリー
ダーがいないと運営できない。普通の人では無理だ」(橋下徹大阪市長)
何千年に一度のリーダーかどうかはともかく、2人とも小泉を称賛しているのが興味深い。
しかも、当の小泉は原発政策をめぐって安倍と敵対、面会を求めてきた橋下に対しても「会う必要はない」と拒否
している。
2人の思いは“片思い”なのだが、この思いをつなぐパイプ役も共通する。
小泉内閣で総務相など要職を歴任し、現在はパソナ会長の竹中平蔵である。
竹中は第2次安倍内閣の産業競争力会議などのメンバーを務め、事実上の政策司令塔として新自由主義路線を
推進している。
小泉内閣の官房長官などを務めていた安倍と竹中が近いのは分かりやすいが、橋下と竹中の関係も深い。
「橋下さんが国政進出を企んだ際に真っ先に竹中さんが近づいてきた。民主党政権下で政治力を発揮できなかっ
た竹中さんにとって橋下さんの勢いが魅力的やったんでしょう」(大阪維新の会・市議)
竹中が「橋下さんは物事の本質が見えている」「橋下さんの人気というのは革命の一環」と橋下を持ち上げれば、
橋下も「基本的な価値観、哲学は僕は竹中さんの考え方」と応じ、政策はどんどん「竹中化」していった。
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/158825
竹中パソナ会長と橋下大阪市長
http://static.nikkan-gendai.com/img/article/000/158/825/74f0bfab903b196d0aaa8bd86811fd8720150409135831204.jpg
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