コーラス

実は高校の時合唱部でした。
顧問の先生が言っていた印象的な言葉があります。

「聞いていて一番いい音楽とは、感動して涙が出てくるものだ。
次にいいのが、鳥肌が立つものだ。
３番目にいいのが、眠くなってくるものだ。」

この「コーラス」という映画は、間違いなく私にとって「一番いい音楽」を聞かせてくれるものでした。
なんといっても、ジャン＝バティスト・モニエくんの歌声の素晴らしいことときたら！！心があらわれるっつうの？久々にそんな気分になった。歌声もルックスもまるで天使のよう。目がとても綺麗でさ・・・。
男の子だからいつかは声がわりしてしまうんだけど、どうかこのまままっすぐ成長してほしいものです。

ストーリーはさほど珍しくありません。まあ、よくある先生と生徒の心の交流モノです。オチも大体予想がつきました。この手の映画は、子供達がどんな大人によって、何を通してどう変わっていくのかがミソですが、その過程は、キャスティングが絶妙だったこともあってとても感動的です。
いい先生もいれば嫌な先生もいる。素直な子もいれば問題児もいる。中には本当にいけすかないのもいましたが、全てのキャラクターに特徴があって、映画にリアリティを与えている。
そしていい映画にいい音楽はつきもの！少年達の素晴らしい歌声を聞くだけでも、十分観る価値のある映画だと思います。

最後に、どうしても納得いかなかったことがひとつだけ。
マチュー先生、お願いだからその紙飛行機は全部拾っていって！！