香港蘇浙滬同鄉會(Kiangsu Chekiang and Shanghai Residents association)
は香港のセントラルの中心あたりのビルの上階にある
上海人専用のコミュニテイー食堂。
この団体に属している方の同伴あるいは紹介が無いと入店不可能。
紹介の場合も支払いは月に一回の締日でまとめて
会員の所に請求する手法なので
ただ予約するだけお願いという訳にはいかないらしい。
香港の知人に上海の友人がいたので来訪可能となった。
仕事の都合で来訪したのは夜の9時だったがほぼ満席
店内は少し高級な感じであった。
ご覧のように白人さんのグループもいたが
日本人は我ら以外ひとりもいなかった。
本日のメインディッシュ その名も「乞食鶏」
一匹丸ごと出されたのには驚いた
対面にはお顔もまだ付いている。
流石に丸ごとの鳥を客が切り分けるのは辛いんで
女中さんが割った状態にして持ってきてくれた。
中の内臓を取り出して菜っ葉を詰め、
蓮の葉で包んで蒸し焼きにした料理とのこと。
八角や中華系の香辛料がとても上品に効いているし
鳥がとても柔らかくで美味しいものだった。
作り方の手間隙がかかるので数日前から
要予約とのこと。
乞食鶏と言うのは、鶏を盗んだお乞食さんが追われ
蓮の葉で鶏を包んで焚き火を装い逃げたところを町民が発見し、
ものすごくおいしい蒸し焼きになったのが由来という
説がある。
作ってみたいという豆な方には
こちらにレシピもあるので参照されたし。
世の中にはいろんな料理があるもんだ。。。
竹の子に豆を擦ったものを合わせた炒め物
これも豆が香り高くて良かった。
あと数品たのんで老酒を喰らい4人で約2万円
ひとり5千円なら十分真っ当な食堂だな。
レジが無く
席全体を見渡せるカウンターに
三人の大人が陣取り帳簿をつけてる姿には
中国&会員制食堂ならではの光景で少し笑えた。
香港のネオンは新宿並みにケバい。。。