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片頭痛に効くとされる看護師寮とは

2021-07-06 10:30:15 | 

某大学病院の看護師寮が、ちょっとした話題になっています。その看護師寮には、「ある仕掛け」が施されているというのです。それは、「頭痛に効く」仕掛けだそうです。そもそも看護師という職業についている人の2割程度は、片頭痛を訴えています。そんな実態を少しでも緩和させるべく、「ある仕掛け」を施したということです。

その仕掛けとは、内装の工夫です。つまり、頭痛を減らせるようなインテリアを施したのです。インテリアを担当した業者は、医学的な経験則を活かし、「頭痛にやさしい」インテリアプランニング「アクティブケア」を採用しました。この「アクティブケア」とは、「明るすぎなく白っぽくない」部屋造りに努めることです。従来、インテリアの部屋では明るさを強調するべく白色のLDE照明が採用されていましたが、室内の白さがより際だってしまいます。それに比較して「アクティブケア」の部屋では、電球色のLDE照明を採用しました。さらに、壁や床にも工夫が施されています。従来部屋を広く見せるように白にするのが常識ですが、「アクティブケア」の部屋では、あえて柔らかいブラウンが配色されています。これが片頭痛持ちの看護師に、大きな効果をもらやしているようです。

単なる照明と色調だけでの効果なのかは現在調査中らしいですが、十分理解できる結果です。現に老人ホームなどでも、照明に調光器を採用し、昼は明るく、夕方から夜にかけて徐々に暗くし、入居者の生活リズムを整えるケアとして活かされているようです。明るさと健康の関係は、ある意味斬新なテーマといえます。