経済的に余裕のある総合病院などでは、病院で勤務をする職員のために専用の寮を完備している所もあります。看護師が寮生活を選択する場合の大きなメリットが金銭面の負担の軽減です。寮での生活では寮費という形で毎月いくらかの費用を支払う契約となっています。病院によって金額は異なりますが、大半の所が一般的な賃貸物件よりも低めに設定しているのが特徴です。中には同じ間取りと設備で賃貸物件より数万円以上安く住めるというケースも珍しくありません。将来のために貯金をするなど、節約して生活をしたいという人にとってこの点は大きな魅力と言えます。
寮は勤務をする病院から近い場所に設置されていることが多く、公共個通機関などを使わずに徒歩や自転車で通勤することも可能です。賃貸物件は立地で家賃が変わるため、やむを得ず勤務地から離れた郊外の物件を選ばざるを得ないこともあります。寮では家賃の負担が少ない上に都心の好立地に住めるのが強みです。ただし、寮は賃貸と違って自分の希望を取り入れにくいというデメリットもあります。間取りの広さや内装のデザインに不満があっても自分の判断でリフォームをすることはできません。キッチンや浴室などの設備も同様に、使いづらいと感じても我慢して使い続けなくてはいけないので注意が必要です。
そのほかにも、門限や共同スペースの使い方といった独自のルールが設けられていることも少なくありません。帰宅時間を基準に外出の予定を立てなくてはいけないので、この点をデメリットに感じる人もいます。
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