選挙特番を見ていてつくずく思うのは、小泉進次郎という政治家はいずれ総理大臣になるのだろう。
ではそれが羨ましいかといえば、全然そんなことはない。
残念ながら彼には成り上がる喜びや幸せがない。
裸一貫で成り上がってこそ男の人生の面白さがあるのではないか。
親父が頑張ったので今でこそ中流ではあるが、子供の頃の我が家は本当に貧乏だった。
そんな俺がこの歳でほんの僅かづつではあるが、成り上がろうとしている。
俺にとってもまさかの展開だ。
なぜこうなったのか、答えは簡単。
人から感謝される回数が増えたから。
だから、それに伴って収入も徐々に増えてきた。
この歳になって「収入＝感謝をもらった数×深さ」であると知った。
来年の今頃、俺はどうなっているだろうか？
楽しみだ。
昨今ではグラフトビール、いわゆる地ビールなるものが流行っているようだが、どうも俺の性に合わない。
俺にとってビールとは喉を鳴らしながらゴクゴクと飲む物であって、風味とか香りよりも量の方が優先される。
何度かグラフトビールの店に行ったことがあるが、あの値段ではとてもゴクゴクとは飲めない。
ちゅうか、そもそもグラフトビールとは味わって飲むものだろうから、根本的に俺との相性が悪い。
特に最初の一杯はよく冷えてさえいれば発泡酒でも何でも結構。
それで十分美味しい。
そんなわけで、グラフトビールの美味しそうな店が増えているが積極的には行かんやろうな。
阪急三番街にあったミスドがなくなってとても不便している。
俺は甘いものはあまり口にしないがドーナツだけは別で、月に何度か親父の分共々土産に買って帰る。
そんなときに利用していたのが阪急三番街にあったミスドだ。
ある時行ったらいきなり閉店していたので、最寄りの店を検索してみたら、何と驚いたことに梅田駅及び大阪駅エリアには一軒もないではないか。
一番近くでも天満や南森町になってしまう。
ミスド好きとして今回の閉店はとても痛い。
基艦店として何とか残せなかったのだろうか。
まあ、コンビニのドーナツ販売でかなり苦戦しているであろうことは察するに余りある。
ちなみに俺がミスドで一番好きなのはチョコレートがかかったハニーディップだ。
頭が疲れてくるとこれが無性に食べたくなる時がある。
コンビニのやつではダメなのだ。
頑張れ、ミスド。
昔、NHKで人体の不思議を紐解いたタモリ司会の名作シリーズ「脅威の小宇宙：人体」があったが、２８年の歳月を経てその最新版とも言える新シリーズの放送が始まった。
今度の司会はタモリに加えて山中伸弥教授も登場しており、NHKの本気度がうかがい知れる。
が、楽しみにしていた第一回の放送は見ることができなかった。
というのも、同時刻にNHKBS3にて「京都人の密かな愉しみ」のシーズン２が始まったから。
シーズン１があまりに良かったので、人体よりもこっちを選んでしまった。
イマドキはNHKでもシーズンなどという言い回しをするのだな。
加えてBS7にて池波正太郎時代劇も始まるので、しばらくはTVに忙しい。
とはいえ、２時間ものの京都人さえ見逃がさなければ、人体も時代劇も再放送やオンデマンドでいつだって見ることができる。
最も、こうして土曜の夜のテレビ番組を楽しみにするようになったのだから、俺の精力も相当落ちたということだろうな。
昔なら金曜土曜の夜は家にいることさえ耐えられなかった。
ま、ここは「落ち着いた」と前向きに解釈しておこう。
日曜日、日本映画屈指の名作と言われている「泥の河」を観に行ってきた。
古いモノクロ映画ではあったが、当作品を日本映画屈指の名作と呼ぶことについて全く異議なし、だ。
あまりに良かったのでDVDを買って手物に置いておこうとamazonで検索してみたら、高額な作品集の中の一作という形でしか手に入らないようだ。
ということは、午前十時の映画祭というイベントにおいて今週金曜日まで全国の劇場で当作品を鑑賞できるというのは極めて貴重な機会だと言える。
時間のある方はどうぞ、劇場へ。
