私の記憶と感性 そして 下書きのない日記 №52

多可が50 去れども半世紀の人生で この三百六十五段の湯けむり漂う
町に来てからの記憶と感性です

★取り残されたア-ティスト  フェルチエゴビナ紛争で ・・・

2015-09-09 06:14:10 | 日記
     ボスニア市内に唯一お客を宿泊させるホテルは 電気、水道が使えずに建物の半分は 砲撃により
     破壊されていた ホテルのラウンジに取り残された ピアノは 夜に成るとロ-ソクの灯りで姿が映り
     美しいメロディ-が耳に流れ指先に悲しさと悲惨ヒサンなボスニアの現在を表現する 男がいました
     人間は みんな好きだよ仲間だよと口ずさむ姿勢シセイは 殺気や恐怖を表さずホテルの表では
     銃声と心の叫びが聞こえていました
     この蜻蛉カゲロウの様に写る男は 夜に成ると現れ薄明かりの前には 何処かへ消えていく
     何故 ホテルのラウンジに夜な夜な命を掛けて現れるかは 其処にピアノが有るからではと私は 思い増した

     

      ボスニア・ヘルッエ、ゴビナ紛争は ユ-ゴスラビアから独立したボスニアヘルッエゴビナで
      1992年から1995年まで続いた 内戦です(ボスニア紛争)



破壊された サラエブォの国立図書館で演奏をするチェロ奏者のブェドランス・マイロブィチさん1992年

★この作品が観覧人数が一位に成りまして有り難う御座います 

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