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本日も、暇人日和

暇人による日記や本のレビューなんかを書こうと思います。コメント大歓迎!!

V.T.R.

2015-03-18 22:46:15 | 本のレビュー
ひきこもり族なぅの√カペラです。
腰痛少しよくなりました


前回予告した辻村深月さんが書いた、チヨダ・コーキが著者の設定の小説「V.T.R.」をレビューしようと思います。





この作品、手にとっていただくとわかると思うのですが、表紙を開くと



となっていると思います。
作者のところ、チヨダ・コーキってなってるでしょ?!
次のページにはチヨダ・コーキの受賞した賞とか、デビュー作とか出版社とか全部「スロウハイツの神様」にでてくる設定なんですよ!

しかも、解説が!赤羽環なんですよ!
ここまで徹底した世界観は感動しますよ!!
びっくりしましたよ!!
ぜひ!手にとって見てください!!

裏表紙も二重になって居るんです!




では、あらすじ、

三年前に別れたアールからの電話は唐突だった。「ティー、あなたは今からアタシの話をたくさん聞くことになる。酷いこともたくさん。だけど覚えていて。アタシは変わってない。」
そして俺に届いた「トランス・ハイ」に関する噂。ヤバイよ、アール、だって相手はーー。



とにかくティーがダメ男なんですよ!
アールのヒモで仕事もしないで養って貰っていて…
しかも情報屋のテッドをろくでなしだとか最低だとか言うんですよ。
人のこと言えんのかよーーーーと言ってしまいます(笑)

こっちはとても短く、200ページほどしかなく、一時間ほどで読めます。
でも、内容も薄くなく、とても深くて考えさせられて面白いですよ!



この作品は特に好きだからまだまだ語るよ!!

この先は「V.T.R.」を読んだ人のみお読み下さい。



読みましたか?





多分読んでない人が読んでもつまらないと思いますが





コマが外国のおもちゃと言ってる時点で日本じゃない国の出来事だという設定はわかります。
アールの大親友のAが作った最高に飛べて依存性のない麻薬「Trance High」
ティーの通称がこれだと最後にバラしたということで、Aのうさぎは存在しないことは本当だということになりますが、ティーが現場にこぼしていったことでトランス・ハイが人気になったということは、ティーは人気になるずっと前から所持していたことになるので、まだ仕事をしていたときからAの知り合いであったということになるので、なんとまあ皮肉なんでしょうね(笑)

しかし、ひとつ謎なのが、Aとティーは何歳なんでしょう?
Aのうさぎが嘘にしても、トランス・ハイは町中の人間が知ってる人物。
Aのいう事件が起きたAの幼少期にはトランス・ハイが既に仕事をしてるということはトランス・ハイがいつ頃から仕事してるかを考えないと当てはまらないので、間違ってはいないのでしょうが、ティーが小さい頃から仕事をしているのか、それともAとティーには年齢差が大きいのかということになりますが、アールが死んでからドクターとの電話を切って、落ち着いたらAとドクターと俺と。三人で飲もう。といってるので、成人はしてると思われますが、(この国に飲酒の年齢制限があるとすればの仮定ですが)1番初め、ミーコちゃんと寝ていたとき、お兄さんはピンクや白いのが大好きなんだよといってるので、わりと若いと思われます。
Aがハタチだとして、アールと別れた三年前は既にヒモになっており、その前から既に足を洗っていたと考えると、ティーとAは5.6歳ほど離れているのかなと思いました。26歳でお兄さんはキツイかな?(笑)
そう考えると、ティーのマーダーとしての全盛期は17歳頃~21歳頃ということになるので、やはりティーの生まれついての人殺しの血は否めません。
みなさんは読んでて何歳に感じました?
これ、結構推理すると、よく練られてる作品だなとまた感激します!

他になんか読んでて気がついたことあれば、コメントにいれてくだされば、嬉しいです!年齢の推理で違うところなどでも大歓迎ですよ!


長々とすいません(汗)



スロウハイツの神様 上下

2015-03-18 12:08:14 | 本のレビュー
どうも、腰痛が本気で辛い…√カペラでございます。
どうでもいいですが、私の腰痛歴はもうすぐ、六年です。
遺伝です。DNAに腹立つ!!


はい。今回のレビューは辻村深月さんの「スロウハイツの神様」です。
上下一気にやっちゃうよ!内容続いてるから!




ちなみに以前レビューした「凍りのくじら」と同じ作者様ですよ!
まだ読んでない人はURLのいれかたがわからないので、ご自分で探してレビュー読んでくれたら幸いです
結構最近の記事です。すいません…


ではでは荒らすじ

人気作家チヨダ・コーキの小説で人が死んだーー
あの事件から十年。アパート「スロウハイツ」ではオーナー務める脚本家の赤羽環とコーキ、そして友人たちが共同生活をしていた。自分の好きなものを夢にし、没頭していた六人。
空室だった201号室に新たな住人がやってくるまではーー
そして、あの事件の直後に128通もの手紙でチヨダ・コーキを救った「コーキの天使ちゃん」の正体はーー



この作品では語り手が変わりつつ時間が進むタイプですが、そんなに偏りはなく、読みやすいと思います。

ちょい長めで、上下合わせると800ページ超えますが、厚さに圧倒されずに第三章を読み終われば、もうこっちのものです!楽勝です!ドハマリします!とりあえず、第三章まで読みましょう!



この、スロウハイツに住む人、みんなすっごいいい人なんですよ!
そして、みんな夢に向かってて熱いんです!若さ溢れてます!いやー若いっていい!

また、「凍りのくじら」では、非現実的なものでオチが締めくくられ、ちょっと「?」が残ったのですが、
この作品では、まっったくありませんでした!全て合致し、綺麗に円になって繋がりを持つんです!
最後まで読んだ人のみに与えられるスッキリ感が最高です!


そして、個人的に好きなのが、勝者の人間的本音と敗者の意地のギャップまで書いてあるところですね!


よく少年漫画などで見かける「ライバルが完全に負けて「いつかお前に追いついて見返してやるからな!それまでここを去るけど、待ってろよ!」」的な展開はこの作品にもあり、漫画だと大半は「さっさと這い上がって来い!」とか「俺のライバルは一生お前だけだ!」的なセリフで一時的に退場するものだと思いますが、ここでは

プチネタバレ↓

「「環ちゃん、俺、絶対にやってみせるから。」
それは、無理矢理しぼり出したような明るい声だった。
「だから」声を張り上げる
「信じて待っててくれる?」
環がすうっと目を細める。
「なにー?声が聞こえない。何も見えない。あんたの姿なんて何も見えない」
負けじと深呼吸して、環の声に声を被せる。
「俺は絶対、君に勝っ…!」
「聞こえない」
「俺、一人前になって」
「何も聞こえない。本当に、なんにも」
****
「環。入るよ?」
「うん。ーーは?」
「出てったよ」
「ーーは私から、何を奪おうとしてるの。気が合って、話ができて、私の脚本を読んでくれる友達ができて、私は本当に嬉しかったの。あいつの事情なんか知らないよ。それでいいじゃない。なんで、ダメなの。どうして私を切ろうとするの
狩野。自分で言った言葉っていうのは、全部自分に返ってきて、未来の自分を縛る。声は、呪いになるんだよ。
だからもう、ここには絶対帰ってこれない
誰かと対等になりたいなんて、声に出して言っちゃいけないの。美学と意地をモチベーションにして描きたいならそれは絶対だよ。ーーはどうして、架空のゴール地点なんて作るの。私は友達でいたかった」

「早く、あいつの部屋を埋めてしまおう。もう帰ってくる場所なんてないように」
環は、今日も入居者を面接し、不合格の判定を下す。」





長くてすいません(汗)


環はーーと友達やめたくなくて何度も聞こえないフリして、縛りができてしまったら、それをなくそうと、自分は待たないことを示し、入居者を探すんですよ!環もだいぶ、縛りになってるようになってますが結局は、それに決定できないでいて、環の人の良さが滲み出る少し変わった展開が見所!



次回のは、なんと、スロウハイツの住人、チヨダ・コーキが書いたという設定の作品のレビューをします!


死亡フラグが立ちました!~凶器は…バナナの皮?!殺人事件~

2015-03-04 18:24:12 | 本のレビュー
ドッヂボール大会疲れた…√カペラです。
ビクビク産まれたての子鹿のようにビビってる女の子に本気でボールぶつけるのって、心が痛いですね…
結局狙いを変えましたよ…
ビビらしてごめんよ!子鹿ちゃん!!




えー、今日のレビューは七尾与史さんの「死亡フラグが立ちました!凶器は…バナナの皮?!殺人事件」です。

タイトル欄に入り切ったかなぁ…






とりあえず、あらすじ↓

“「死神」と呼ばれる殺し屋のターゲットになると、
24時間以内き偶然の事故によって殺される。”特ダネを追うライター、陣内はある組長の死が、実は死神によるものだと聞く。事故として処理された彼の死を追ううちに、陣内は破天荒な天才投資家、本宮や、組長の仇討ちを誓うヤクザと共に死神の正体に追っていく。一方で、退官間近の窓際警部と新人警部もまた、死神を追っていたがーー



この作中で、タイトル通りバナナの皮が原因で死ぬ人が出てくるのですが、
読んでみたら、何人死ぬか、数えてみてください!
数えた後は、「バナナの皮で死ぬかとかw昭和の漫画かww」
なーんて、言えなくなりますよ!
バナナの皮の恐ろしさを気付くことになるのです!!!
足元に落ちていたら、ピンチですよ!


この本の笑えるところは特に展開のいきかたですよ!こう来るの?!という面白さです!
あらすじ通り、事故に見せるので、子供じみてて、しかし考えつかないトリックで、読んでてワクワクするんです!
え?え?んなアホな!ってえー!マジかよー!それで死ぬのかよー!!って感じです。

それはもう、ここまで練られた子供染みた殺人はこの本特有の面白さです!!


今回はプチネタバレすると、これから読む人が途中で推理できてしまうかもしれないのでしません。



多分この作品は闇鍋のような味がする気がします。どんなトリックかな?こうかな?ってはあ?なんじゃこりゃー!みたいな感じが、なんの食べ物くるかな?あれかな?ってはあ?誰じゃこれ入れたのー!みたいな(笑)
プレゼントを開けるような、はたまた、ボンボンショコラのように中身がわからないものを食べるような、
そんなワクワク感がたまらない一品となっています!!

ボンボンショコラのように甘くないので、闇鍋にしました(笑)


それはオススメです!ホラー系ダメで、サスペンスとか読めない人もこれならすいすい読めると思います!!

告白

2014-10-25 10:07:41 | 本のレビュー
部活禁断症状中の√カペラでございたす。
あー!合奏したいぃぃぃいいいぃ


気を取り直して
今回のレビューは湊かなえさんの「告白」です。
この本は数年前に映画化されて、ご存知の方も多いと思いますが、
映画を見た、という方が読んでも楽しめるはずです!





※ホラー注意報!ホラー注意報!NGの方は
回れ右で退場してください

私も映画版も拝見したかったんですが、R18がかかってて、
残念ながら観れませんでした…(´Д` )
※官能小説ではありません。


では、あらすじ

ある学校の女教師が突然、学校を辞めることに
その理由は、娘の死だと語る
そしてその死の犯人はこのクラスの中にいる?!
少年法という、法に守られた生徒に教師自らが行う復讐とはーー?!
その少年AとBの末路とはーー


この作者の書き方の特徴として、完全にその人目線で書かれるんですよ。
一つの期間のことを人ごとに書き上げられているんですが、
同じ事件の話しをしているにもかかわらず、それぞれの正当化された言い訳があり、
誰が本当に悪者かがわからなくなるんですよ。
それも、みんなが綺麗事で語るからではなく、
みんなが汚い穢れたところも全てさらけ出して謳うからなんですよ!
その中でも、自分の都合の悪いところや興味のないところを無視したりとみんながみんな自分勝手で意地が強く狂ってるんですよ!!


この作者が書いた物語には明確なテーマがあるように思うんですが
今回のは「母親と子」だと思います。
別の物語もあるんですが、それはレビューしたとき書きたいと思います。


登場人物の一人が新しく殺されてしまうんですが、
殺した本人は自分が語り手のときは一切触れてないんですよ!
自分の語りは文字通り自分が思ったことしか、興味あることしか、説明しないと!
いくらなんでも、もう少しくらい良心もてよ!となんど心中で突っ込んだことか(笑)



この小説は一部だけ抜くのは難しいので、今回はネタバレやりません。


この物語の味はきっと熱々のフォンダン・ショコラの味だと思うんですよ。
母親と子の誤ってゆがんでしまった愛情と行き過ぎた人間臭さが、割ったらドロリとチョコレートが流れる
フォンダン・ショコラと似てると思います!
熱くて、苦く、甘いところとか、そのまんま過ぎますね!


この物語にでてくる穢れと憎しみと愛は、なぜか美しく、心打たれてしまうんですよ!
私の愛読書の一つです。
是非読んでくだされ!!



あーチョコ食べたぃ


凍りのくじら

2014-10-16 18:27:37 | 本のレビュー
足の親指が深爪しすぎて血が…√カペラでございます。
深爪って地味に痛いですよね。
歩くたんびジンジンして…伸びるのをまつのみ…(泣)




気を取り直して…
今回のレビューの本は辻村深月さんの「凍りのくじら」です。





皆さん、ドラえもんって知ってると思いますが、この本はドラえもんをよく読む人、ドラえもんが好きな人は特に読んで面白いと思いますよー!



では!あーらーすーじッ!
ドラえもんの作者、藤子・F・不二雄を
「先生」と呼び、その作品を愛する写真家の父が病気になり、失踪してから五年。
高校生である主人公の理帆子は、図書館で「写真を撮らせてほしい」という1人の青年に出会う。
戸惑いつつも、本性を見せていく理帆子。
そしてドアの前に現れる不思議な警告ーー
皆が一度は存在を願う不思議な道具が輝きだすときーー



この主人公が他の登場人物に語りの中のみにつけて遊ぶゲームがあるんですよ。
そのゲームは、登場人物の特徴をS.F
で決めるんです。
Sukoshi.F~とね
例えば、「スコシ、フアン」
誰かと一緒だったりしないと不安でしょうがない人に、つけてまとめてしまうんです。
その相手が、どんだけ友達でも。
大抵が、半分馬鹿にしているほど、
Fでまとめてしまうんです。

友達にいたらイヤなタイプですねー!
外見、人当たり良くて、誰とでも仲が良いように見えて、内心、
心底どうでもいいと言ってるもんなんですよ?!
自分の短所を一つの単語でくくられてしまうんなんて…


でも、だんだんと大切なものができて、本当の気持ちをぶつけることができるようになって、
守りたいと思うものができてきて…
と、読むにつれ、主人公にはまってしまい、止まらなくなるんですよ!!

最後、疑問が残ってしまうんですけど、それがあっても、好きですね!
この作品は!


では、プチネタバレ
理帆子が、クラスメイトにいつもの遊びで、蔑むシーン。全て語りの一部です!↓
「「ーー誰か改善しようって言い出さなかったわけ?不思議」
「加世は偉いよ」
胸の中で、繰り返して追加する。そう、加世は偉い。こんなどうでもいいことによく労力を割ける。まぁ、それがあんたの趣味と快楽なんだろうから、
同情も賛美もしないけど。
加世の個性はSukoshi・Fungai(少し・憤慨)
自分の怒りを向ける抵抗勢力が大好きだ。不満を漏らしながらボルテージを高めていく。
不満のある現状、敵を作り出し、怒りと不快感に依存しなければ、生きていけない。
この反骨精神と、それが許されるだけの適度にかわいい容姿。
この二つを持っている限り、
加世は辞めない」


結構、腹黒いですよね!
事実でも、もう少しオブラートに包めよ!って言いたくなりますよ!


この小説を味で表すなら、抹茶アイスみたちな味だと思います。
一口食べたら、口の中に広がる冷たさと渋い苦さと後から残る甘さ…
その一連の味の感じる変化が、
理帆子の人に対する想い方と似てるように感じました。
後に残るしつこくない甘さがたまんないんですよ!!


抹茶アイスが食べたい人は、是非読んでくださいまし!