写真歳時記≪まさやんの一日一句≫――「まさとしの一日一首」姉妹編

きょうも生きた、泳いだ。撮った、詠んだ。
日本の風土を、特に草花・木々を中心に、
写真歳時記に仕立てていきます。

なんとまあ坂本龍馬は革靴だ

2020-09-09 06:58:54 | 幕末の志士
なんとまあ坂本龍馬は革靴だ
             まさとし

きのう紹介した高杉晋作は、革靴ではなく、裸足だった。
なぜ裸足だったのか、理由はわからない。ただ、高杉自身
それを内心羞じていたようで、袴の後ろに引いて足を隠そう
としていた。
それとはまったく対照的なのが、この坂本龍馬の写真だ。
羽織袴なのに、照れもせず、堂々と≪革靴≫を履いている。
裸足ではなく、≪靴下≫も履いている。
現代の私たちには、靴下履いて革靴を履くのは当たり前だが、
この写真が撮られたのは、幕末の慶応二年(1866)である。
私はさいしょ驚いた。えっ、明治になる前に革靴履いている、
と。当時、革靴なんてまだまだ珍しく、よほどのことがない
限り、履かなかったのではなかろうか。――坂本龍馬って、
こういうところも平気で、新時代を先取りしていたのか……。
ちなみに、きのう紹介した高杉晋作も、きょうの坂本龍馬も、
まったく同じ慶応二年(1866)、同じ場所の長崎で、肖像写真を
撮っている。撮影者は同じ、上野彦馬である。


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