1986年、今から35年前の9月。
「半田山ハイツ」の住民は、うわさに聞いていた「隣接して開発される新団地」の計画を、正式に知らされました。
開発業者が、町内会議の場所に、図面をもって説明に来たのです。
開発の図面を目の当たりにした住民は、驚きました。
サクラを植え、草刈り機を振り回してきた法面と、デッキブラシでしごいた川底が、
開発業者に売り渡されて、宅地になる!
説明会当日、傍聴した住民のメモ書き。
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1986年9月25日
町内会議にて、開発業者・熊谷組からの説明あり。
(役員の他、傍聴人も出席)
熊谷組の説明によると
1. 津高住宅団地造成は6年前から計画し、1986年から地権者(地主)と交渉を始めた。
2. 県と市には開発の許可申請をだした。
3. 32町歩の土地に16町歩の宅地を計画、1区画60坪で840戸を予定している。
4. 半田山ハイツの生活排水は、南端の市道横に水路(ボックスカルバート)を埋めて送り、その上に3m程度の緑地帯を設ける。
5. 市道の法面は開発地域とし、その部分は40戸ほどの宅地とする。
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説明を聞いてイメージしたのは下図。
桜並木だった道路の南側に、一面の住宅が並ぶ⁈
のり面の桜はどうなるんだろう⁇
とても納得は出来ないと、自然発生的に住民が集まりました。