住民の歴史:津高半田山緑道・町内会

町内会結成の頃(1971年~1976年)
緑道を求めた住民運動の記録(1986年~1987年)

2.「法面は現状のまま残し、業者に売却しないで」と市に要望

2022-04-18 01:00:00 | 住民運動

新団地の開発は、すでに軌道に乗っている段階とのこと。

開発申請には何の権限も及ばない近隣住民だけど、

「法面が宅地になるのは反対!」は譲れない信念です。

その意見を町内会で出しても、

「団地の開発反対」になるから無理、と汲み上げられませんでした。

 

しかし、「自分たちのもの」と思っていた桜ののり面が業者の手に渡り、

住宅に変わってしまうのは我慢できない!

 

町内会が「無理だ」と言うんなら、沿線住民が中心になって『緑を守る会』を作り、

「住民団体」として「市長」に、「業者に売らないで」と請願しよう、ということになりました。

 

いろんな職業(または退職後)の人が、知恵を出し合って『要望書』を作り、

賛同人の署名を集めました。

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要望書

<要旨>

法面は現状のまま残し、開発業者に売却しないこと

<理由>

現在520戸の住民が暮らす団地に隣接して840戸の新団地ができる計画がある。

将来は1500戸の大団地になるのに、接続地点には幅3メートルの水路上の緑地が残るのみで、

法面にまで宅地が計画されている。

法面の部分は宅地にすることなく、現状のまま残して欲しい。

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市長あての「要望書の賛同人」に、町内で918名の署名が集まりました。

添付資料に、「法面の地図」と、前述の「山陽新聞の記事コピー」を添えて、

10月18日、津高支所に提出しました。