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お散歩徒然草

愛犬の千鳥歩きとともに綴る妄想の記録

嘘のつける人 

2016年04月10日 | 日記

〖画像はnekoさん提供〗

嘘のつける人 

子供の頃から怒られていた二人です 口を開けば怒られていた 二人です

「うそ ついちゃ いけまっちぇ~ん 嘘つかないよう しまっちょ~ね 分かりましたか~」
「お利巧ちゃん でちゅね~」

「お前っ! 嘘 つくな! 何度言ったら分かるんだっ 怒!」「今度 嘘をついたら家を追い出すぞ!」

厳しい環境を乗り越えて 大きく逞しくなった二人なんです

とある 昼下がりのカフェテラス

何時ものブラックコーヒーを 何時ものようにチビチビ すすっている二人がいました

「なぁ~ 八ちゃんよ」
 
「なんだい 熊さん」

「お前も水臭せーな」

「何が臭いんだ?」

「当たり前だろ あれほど電話ストーカーしたのに
 無しのつぶてだ」「なぜ 俺に会おうとしないんだ ん?」

「なんだ そんな事かぁ~ すまん すまん」
「人づてに おめーが体を壊してるって聞いたもんで・・・俺って思いやりがあるだろ!」

「何が 思いやりなもんか おいらの眼が真っすぐに見れるのか この清く澄んだ 漆黒の輝き この鋭い鋭い眼を」

「うっ!すまね~  実は おめーの へんてこな話を聞いていると頭が痛くなるんでな 避けていたんだよ」

「この罰当たりめっ! 有りがたい話が分からんやっちゃな」
「おいらの有りがたい話はな そのうち 本になるぞ 本にしようと思ってるんだから!」


「そーら! 偉そうに喋っている おめーさんも嘘ついてるぞ 分かったぞ」と八ちゃん

「なんで分かるんだよ」と熊さん

「歌に歌われてるじゃないか」
「折れた 煙草の吸殻で分かるんだよ!」「地球汚しの動物め!」

それにつけても嘘は楽しいんです 格上げの法螺は 快感が突き抜けます ほらほらぁ~  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


昆虫フェイス

2016年03月27日 | 日記

昆虫フェイス

ずいぶん昔話になりました
いつの間にか得意の冬眠をしていたようです

ラグビーのワールドカップ戦を TVで見ていると ”ほっ!~” 安堵のため息
大好きな漫画のコマ  吹き出しが2つ3つ 並んでいます

”五郎丸 選手の祈りのポーズ” ではないんです

 いかつい顔 いかつい体 ゴツゴツと音を立てる 顔 顔 顔

ほっとしました
そこには”いかつい男の軍団

若い頃 ラグビーをやっていたせい でもないんです

TVの箱の中 草食系 癒し系 整形系 装飾系 
昔は”なよなよ”の表現でした 

脂ぎった肉食系の人々が 箱の中を占領しているのでしょうか
イケメン!との賛美

悪乗りした わたしもイケメン イケメン 
昔はイケメンだとうそぶいています

車が走ってきました
すれ違った時 何とも言えない反応 好ましい反応
 
素直に癒されます

車のフェイスが どんどん厳つくなる
ごつごつ ゴツゴツ 音をたてて変化していく
あの車 この車 海を渡って来た あっちの車

よくよく見ると フェイスは 昆虫の顔
トンボです カマキリです カブトムシです

そうなんだ 体が自然に反応するのでしょう
自然に戻そうとする力が 世界中に働いているのでしょう

混沌とした世相を戻そうとしている力なんでしょうか
きっと!

そういえば新幹線も カモノハシ フェイスです


ぷりぷり 瑞々しいお肌

2015年08月07日 | 日記

ぷりぷり 瑞々しいお肌

先日 同居人が”蜂に刺されたっ!  蜂に刺されたぁ~”と大騒ぎしながら畑から帰ってきた
見ると左手首から先が 熟れ過ぎたトマトのように腫れ上がっている

”これ見て これ見て” わたしの目の前に押し付けてくる

「見たくもない 遠目でも メガネがなくても十分 分かる」 なのに押し付けてくる
 
 「これは完全にパワハラだ」と思ったんだけど ぐっと押し黙った  何かが抑えたのだ
 口に出した途端 何されるか 分かったもんじゃないと 後の仕返しが怖いのだ
 長年の同居で骨身にしみている

それにしても よく腫れたもんだ 内側から外に向けて 弾けそうだ はち切れそうだ
”あし長蜂に刺された”と言っているけど程度が違う 小型のスズメ蜂を見間違えたのだろう
百田尚樹氏 描く”風の中のマリア”のような 蜂の戦士だろう

見る見るうちに 腫れが肘に向かっていく 駆け昇っていく
眺めていると 妙なことに気付いた

同居人は還暦を とうに過ぎている 手の甲のシワシワ 腕のシワシワ
還暦過ぎの重みを それなりに表している

そのシワシワが 伸びていく 見る見るうちに皺がなくなっていく
手の甲から肘に向けて なくなっていく

ぷりぷりと 瑞々しく はち切れんばかりだ 艶々と 赤々と まるで赤ちゃんのような肌になっていく

分かったぞ!自然の摂理が!!
ダイエットするから皺が増えるのだ 肌の中側に隙間ができて 表面の肌がしわんでくるのだ

瑞々しく ぷりんぷりんのお肌 若々しく 水なんぞ瞬時に弾き飛ばす お肌
それはダイエットでは できない 内側から充実させなければ出来っこない 弾けっこない

皺が一つ増えたらご飯を二口 多く食べる
二つ増えたら 4口多く食べる 
還暦過ぎたら お腹いっぱい食べるのだ

化粧クリームなど 以ての外だと口の中で叫んだ 

 

 

 


羽化 羽ばたき

2015年07月22日 | 日記


羽ばたき

こがね色の ひかりを求めて  《画像はnekoさん提供》

覗いた 浴びた 夢にまで 見続けた こがねいろの ひかり
幾条にもなって 降り注ぐ ひかり
浴びているのだ シャワーのように

友達の もぐら君や みみず君 
土中の友達 暗黒の友達が 口から泡を滲ませ 自慢していた ひかり
 
7年が過ぎて 8年かもしれない 漆黒の土中から抜け出し
ようやく 全身で浴びている

太陽礼拝

忙しい

美味しい蜜の出る樹  早く見つけなければ
体を守っていた シェルター 早く脱がなければ
脱がないと 空飛ぶ羽根が 育たない

飛んで飛んで 恋人を見つける
鳴いて鳴いて 恋人を見つける

そういえば もう ひぐらしゼミが  鳴いている

 

 


「点と線」

2015年07月20日 | 日記


=点と線=

見つけました =点と線= 久し振りに 私こと 変才が見つけたのです
ご存じ 作家 松本清張の 「点と線」 大ヒットした社会派ミステリーです

靴に回す金もない ひら刑事が 穴の開いた靴底で  追い続けた「点」・・・「点」
つないでいけば  見えてきた 真犯人の偽装工作 「点」が繋がったのです

そういえば 立花隆 氏も「点」を追い求め 追い続け 点を繋げて ロッキード疑惑をあぶり出し
時の宰相を追いつめたのです これは ノン フィクションです

変才は片田舎のY市にすんでいます  じわじわと 人口が減りつつある田舎町です

最初の「点」に気付いたのは ある福祉関係の講座を受講した時 です
「なにか 変だな」と感じました

スロージョギングで 市民が元気になろう という 講座内容
スロージョギングこそ すべてと力説する 若手講師 
ひょっとすると マスターズ シティを夢見ているのかもしれない

この時の会合目的は 足腰が弱るなどで ”家に こもりがちな お宅族”が
外で楽しく過ごせるような サロン活動の活性化ということでした
なので なにか変だなと感じたのです


二つ目の「点」は この「サロン活動」に 介護保険の「要支援 対象者」の面倒をみさせようという話です
つまり 介護保険から要支援者を切り落として ボランティアの「サロン活動」に肩代わりせよう という目論見です
もともと”お宅族が集まりやすいサロン」を目的とする活動ですから真っ当な目論見といえます

三つ目の「点」は市の「コンパクト シティ」構想です
某 大企業 跡地を利用して コンパクト シティを作る
跡地には マンション有り 学校有り 病院有り スーパー有り なんでもコンパクトに有る 街づくり構想です

この三つの「点」が何となく モヤモヤとしていて 頭の片隅に残っていたようです
四つ目の「点」を確認した時は 愕然としました 繋がったのです 「点」が

某 地方担当大臣が 「姥捨て山構想」を語ったとか 語らなかったとか
この「点」を見た時 全てが繋がりました

地方から東京に集まる人の群れ やがて年老いていく 人の群れ
誰かれなく 分け隔てなく 与えられていく 老い やがて都市は 巨大な老人の塊へと 変貌するでしょう

地方創生の切り札は 年老いた老人を故郷に戻すことだ
懐かしい故郷で余生を送らせることだ

当然 故郷はUターンする老人で溢れる そこで「コンパクト シティ」を建設する

要介護者は余裕のできた介護施設で吸収出来る
切り落とされた要支援者は「いきいきサロン」で吸収させる
サロンの元気者達は 「スロージョッギング」クラブを作らせ マスターズに挑戦させる

故郷は あちこちの空き地に コンパクト シティが出来上がり 若者達の雇用の場が拡大していく
若者の居住地も広がって行く  やがて 桃源郷のような世界が出来上がっていく