独断リーガ・エスパニョーラ

リーガを中心にしたサッカー、その他を独断と偏見で語るページです。

笑っちゃうくらい大変なキケ・フローレス(バレンシア)

2006年11月30日 | サッカー
バレンシアが大変だ~。こりゃお払いしにガリシアのサンティアゴ巡礼にでも行かなきゃな。
その昔、デポルティーボ・ラ・コルーニャのイルレタ監督(当時)は、絶対に勝てそうにないCLのACミラン戦前、「もしも自分のチームが勝つことが出来れば歩いて行ってやる」、と言ってしまい、本当に歩いていく羽目になったことを思い出す。
イルレタ

サンティアゴ・デ・コンポステーラのカテドラル
行ってみたいな~。
↑イルレタ監督の記念撮影

こんな話じゃなくバレンシアだ。
最近ブログの更新が出来なかったのだが(こんなものを作ってました・・・なんとなく使命感で・・・
前回このブログで「エドゥーが大変だ~」って話を書いたのはセビージャ戦、CLのオリンピアコス戦、前節のレアル・マドリー戦前。
あの時点でエドゥー(MF)、ミゲル(右SB)、アジャラ(DF)の3人までいっちゃうと笑っちゃうな~なんて話していたのだが、この3試合後にはエドゥー&ミゲルがいっちゃった。

ついでにレアル・マドリー戦ではビジャ(FW)までやっちゃうし・・・。
気がつけば頼みのモリエンテスも怪我してるし、どうすんの~???

なんとかCLは勝ち残りを決めていたからよかったのだが、リーガはぼろぼろ。
クーロ・トーレスが左SBやってるし、アングロはバリバリ空回りだし、ホアキンは柴犬のようになってるし、もうだめだー。
もうこうなったら「ルフェテ(エスパニョール)とミスタ(アトレティコ)を戻せー」なんて思ったら、この2人も怪我だった。

3年前のバルサの怪我人もひどかったが、今回のバレンシアはそれ以上だ。
明らかに練習方法か練習場かメスタージャのピッチがおかしいのではなかろうか?

イメージ通りなら近々にアジャラがやるね。そしてビセンテも再発。
それを見たホアキンが「俺も休みたーい」って仮病使って、カニサレスも離脱。
なんだか本当になりそうで恐い・・・。

最後はカルボーニSDが復活したりして。(笑)
キケ監督ももう笑うしかないよね。

アニーモ!バレンシア!

エドゥーのため息(バレンシア)

2006年11月13日 | サッカー
バルサ-サラゴサも気になるところだが、まずは今節のバレンシア-ビルバオ戦の話題。
勝ちきれないバレンシアに思わず肩透かしを食らった気分で試合は終了してしまった。

バラ吉(バラハ)の復活、ビセンテの復帰と、久しぶりに明るい話題はあったものの、先週のエスパニョール戦でデ・ラ・ペーニャに削られたモレッティーが「3ヶ月の離脱」とはアルベルダ並に痛かったと思われる。

スペインのNo.1の審判メフティー(メフト・ゴンサレス)の裁きのおかげで荒れそうな試合も難なく過ぎていったのだが、やはりそのモレッティーの穴を埋めたカンテラ上がりのセラ(Cerra)のところから終了間際に崩されて、万事休す。
すでにビジャ、エドゥーは交代しており、引き分けで終わらせるしか出来なかった。

セラはがんばっていたのだが、最後の最後で詰めが甘かった。
バレンシアのオフィシャルページではTOPニュースにそのセラをプッシュして応援している。
「セラは泣き言をいわず、困難なセビージャ戦、マドリー戦で働き続ける!」だって。


セラと会長

そうか~、これからセビージャ戦、R・マドリー戦なんだ。こりゃがんばらにゃなりません。
うーん厳しいな~。相手はヘスス・ナバスにラウルだぜっ!
それもこれも怪我のデル・オルノなんか取っちゃうから。
まあ今さらいってもどうしようもないので、このセラにがんばってもらいましょう。

アルベルダなき中盤で一人汗をかいているエドゥーの疲れた表情と、ダビナバと超いけていないホアキンのカバーリングでいっぱいいっぱいのミゲルを見ていると、とても気の毒だが、これをどう乗り切るか、キケ・フローレスの采配の見所でもある、ね。

言い訳できる内容…デポルVSバルサ

2006年11月06日 | サッカー
デポルVSバルサ、デポルにとっては正念場となるバルサ戦、バルサにとってはここ数試合を払拭することができるかを占う大事なデポル戦だった。

試合は、めずらしく開始時間から超満員で盛りあがるリアソールで、デポルのコロッチーニを中心とした中盤と、エジミウソンに加え、イニエスタ、デコも非常に守備意識の高い中盤でのガチンコ勝負となった。

主審は最近すっかりメフティー(ヨーロッパ屈指の審判メフト・ゴンザレスを僕はこう呼ぶ)にかわりスペインの顔的審判となったカンタレホ。

(ジダンを退場にしたW杯決勝の第4審判も俺だよ。あの時主審は見てなかっただろ?)

W杯のグループリーグ、イタリアVSアメリカ(だった?)でロスタイムにイタリアにPKを与え、試合を決めたシーンが印象深い。

「あんなに大事な試合で審判が試合を決めちゃあいけないよな~」なんて思ったっけ。
そう、そのカンタレホが主審だった。

で、試合はというと両者PKで1-1の引き分け。
「おい、またお前が決めるのかよっ!」って突っ込みたくなるのだが、基本的に悪い審判ではないのでまあ許そう。

デポルはホームのリアソールとはいえ、結構まじなバルサに引き分けれるチームになった(と思いたい親心)。
今のバルサだから、とバルサ贔屓の方々から突っ込みがありそうだが、デポルを応援し続けてきたものにとっちゃ~感慨深い試合だったよ。

途中出場のエステジャノフ(ウルグアイ)のペトロフ(アトレティコ)並の超直線的突破や、とんでもないこけ方に感動し、笑っちゃうくらいデポルは気合が入っていました。
いいぞデポル。その直向さが大切だ。ルケやパンディアーニみたいに俺様になっちゃうとすぐに飛ばされるぞ。

バルサはイニエスタががんばってたけど、どうも周りが付いて来れず、一人奮闘というところでしょうか。

イニエスタを今まで見てきて思うのだけど、彼の美学はバレロンと同じようにシュートを決めることではないので(独断です)、やはり絶対的なストライカーがいないと苦しいな。雰囲気は十分変えれるだけに・・・。

サビオラは肝心なところでのコントロールミスは相変わらず。思わず横にクライファートの影がちらつきました(笑)。

そいうわけでバルサにとってはホームでやたら強いデポルティーボに、プジョル無しで引き分けたということ、そしてデポルにとってはあのバルサに負けなかった、といことでどちらも言い訳できる内容で良かったね。
あっ、そうだ、カンタレホに礼を言わないとな。
決めてくれてありがとう。

とほほ、バレンシア。

2006年11月03日 | サッカー
ふぅ~。バレンシアもバルサに続き撃沈かと思ったが、大丈夫だったね。
しかしアルベルダがいないことで、あのバレンシアがこんなになるなんて、アルベルダの存在がどれだけ大きなものだったかを改めて考えさせられた試合でした。

90分のうち80分くらいは攻撃され続けていたような気持ちでしたが、まあバルサと違って、負けてもそんなに問題ではないバレンシアにとってはこれも想定内でしょうか?

モリエンテスのあのらしいゴールも、アジャラの「普通は足」で行くボールにダイビングヘッドでのゴールもバレンシアらしい風景ではあったのですが、守備は・・・。

シャフタールも相当な気合で来ていたので、後手にはなるとは思いましたが、いつもは軽くあしらうバレンシアの黄金の守備は影を潜めてしまいました。

なめていた感のある前線4人がボールを取られてカウンターでシュートまでもって行かれ、うつむくカニサレスや怒るエドゥの姿を見て、またしてもスペインサッカーの醍醐味を見せられた気分です。

おー、やっぱバレンシアもスペインだねー。(自虐的に)
だからこそ楽しいスペインサッカー。
次は爽快にキメてほしいもんだバレンシア。
どっちにキメるか、は誰もわからないけどね・・・。

なんてこったい!バルサ・・・。

2006年11月02日 | サッカー
1日遅れでバルサの試合を見た。
なんとまあバルサがホームで引き分け、それもロスタイムに・・・。
今日は勝ったなと思った瞬間、ロスタイムを6分も取られて嫌な感じだなーって思ったら、同点になっちゃった。
空いた口がふさがらない・・・。
こんな気持ちになったのは、久しぶりだ。
デポルVSポルトでアンドラーデがデコを踏みつけて退場になった試合と、2年前のチェルシーVSバルサ戦でバルサが負けた時以来かな。
あーW杯のスペイン、アルゼンチン敗退の時もこんな感じ。
スペインのサッカーは儚く(はかなく)散るのも魅力のひとつなのだが、やっぱ笑い話になるまでにはちょっと時間がかかるものだ。
よって只今傷心中。だいたいCLでこんな思いをする時の相手は常にモウリーニョだ。
だから僕はモウリーニョが嫌いだ。あの成り上がり方も、発言や行動も憎い。
彼のバルサへの敵対心も拍車をかける。
昨シーズンのメッシに対するテアトレ(役者)発言やぐじゃぐじゃなピッチにさらに水をまいたり、と容赦ない。
あのくそ訛りの英語もむなくそ悪い。
「そうだよ、単なる通訳のお前なんかバルサは相手にしてないんだよ。」といいつつ相手がモウリーニョだとこっちの応援にも熱が入る。
だから楽しいのだけどね・・・。

うーん、しかしきついね~バルサ。
まあ大丈夫だと信じてはいるけれど、次はブレーメン戦。引き分けでも終わりだ。
頂点までいってしまうと後は落ちるだけだとわかっているが、ちと早すぎるぞ!バルサ。