にわか日ハムファンのブログ記念館

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【2013北海道・東日本の旅】(30)盛駅

2014-01-11 05:13:00 | さすらいブロガー旅情編
 BRTは盛駅に着いた。舗装してかさ上げされた道路からホームに降りる。



 大衆魚の地位から離れつつあるサンマ。昔なら地域の「イメージアップ」に使えることはなかったであろう。
 ただ何でもいい。シーズンのサンマは美味い。



 JRと三陸鉄道の駅舎を見る。規模は大きいが、結局はバスの停留所になってしまったJRの駅の隣で、三陸鉄道が必死に自身の生存と存在を訴えている。



 その訴えが生み出したキャラクター。これで腐女子がどのぐらい惹きつけられるのか、現役のそれが私の周囲に見当たらないので分からない。単に知らないだけかも知れないが。



 三陸鉄道三鉄の駅に入ると、ちょうど「あまちゃん」が放映中。舞台はこの南リアス線ではなく(北)リアス線だとはいえ、三鉄の駅まで来て見る「あまちゃん」は乙なものだ。



 再びホーム。線路が残る三陸鉄道の乗車口に渡る。



 JRの信号だろうか、無残にも十字が押しつけられたそばの車庫で、三陸鉄道の車両が発車を待っている。



 駅のヤードには、貨車が止まっている。しかし、JRの線路は既になく、三陸鉄道は貨物営業を行っていない。



 にもかかわらず、なぜ、この貨車があるのか。



 三陸鉄道の車止の先、BRTの隣、小さなホームがあるのが見える。これも盛駅だ。
 実は、盛駅には、三陸鉄道とJRの他に岩手開発鉄道が乗り入れている(いた)。同社は現在は貨物専業の鉄道で、石灰石を港まで積みだしているのだ。
 ただ、かつては旅客営業も行っていて、ホームはその時代の名残である。レールバスもかくやという小さな車両と、戦前並の古風なメカニズム、早い話がマニュアルの車両とで、細々と営業していた時代、見てみたかった。



 噂をすれば影!岩手開発鉄道の貨物列車がやって来た。このタイミングで盛駅に着けたのは本当に良かった。貨物専門の鉄ヲタではないにせよ、これはこれで得をした気分だ。



 吉浜からの列車が入線してきた。真新しい車両だ。



 この車両は、大震災で存続の危機に晒された三陸鉄道に対し、クウェート政府から贈られたものだ。



 車両にはクウェートの紋章が記されている。どういう経緯だったかは寡聞にして知らないのだが、海を越えたつながりを、この車両が具現している。



 それにしても、こんなところでアラビア語を目にするとは、誰が予想し得ただろうか。

 こうして写真を撮っているうちに、デジタルカメラの電池がいよいよもたなくなった。
 ただ、1週間の旅で電池が持つとは思っていなかったので、策は打ってある。ケーブルこそ間違えて持ってきて、充電はできないが、替えの電池を持ってきておいたのだ。
 撮影する度に電源の無くなる電池を外し、新たな電池に入れ換える。すると……

 残量がありません。充電してください。


 夏場だが凍りつく。突然進退が窮まった。


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2 コメント

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Unknown (ふりこ)
2014-01-12 00:06:29
こういう時って、昔のような単3電池で動くデジカメだったら助かりますね。世界中大抵の場所ならアルカリ電池は売っていますし。ただ最近はなかなか出会えませんね。アマゾンで見てもあまりなさそうですし。

私も2008年頃に買った800万画素の単3電池式カメラを持っていますが、なかなか頑丈で(昨春に買ったカメラは雨に当たっただけで壊れたし)画質も意外に悪くないので、最近は再び使い始めています。
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ふりこさん (ルパート・ジョーンズ)
2014-01-12 09:21:25
乾電池式だと、どうしても電池の分重くなるので敬遠されるんでしょうね。
そういえば、妻が結構長い間電池式を使ってましたが、
やはり持ってみると、同型の充電池式と比べてずしりと来ましたし。
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