以前にお知らせしました通り、この年末年始は母型の郷里、小豆島で過ごしました。今回はその時の様子を収めた画像を公開しようかと思います。
日の出前に大阪を発ち、電車とフェリーを乗り継いで小豆島に上陸。まず気になるのは、旧知の子がどうなっているのかです。
早速様子を伺ってみると、はたして元気でいました。
当ブログでも時々ご紹介した、小豆島のバッファくんです。
近鉄運輸なる企業自体は当の昔に合併でなくなってしまったのですが、この看板はどういうわけか今も現役で残っています。ちなみに、「シマリク」はおそらく小豆島陸運のことで、現存する企業のようです。
帽子の色もかなり薄れてきましたが、これからもぜひ残ってほしいものです。
さて、小豆島に着いた翌日は大晦日、正月以降に向けて買い物に出かけました。
小豆島は人口3万人以上(昔は4万人はいたような……)と、瀬戸内海では大規模な島なので、中心地に行けばスーパーやホームセンターなどは結構あります。その代わり、小規模な集落には小さな店しかないのですが。
というわけで、島で(多分)一番大きなスーパーにやって来てみると、さすがは香川県、というかうどん県、ご覧の通り「年明けうどん」ののぼりを立ててカップうどんのセール中でした。
しかし、こと小豆島に関してはうどんではなく素麺の本場なんですよね。あまり本土のうどん押しに流されていると、素麺の存在感が霞んでしまうのが不安です。どうしたもんですかね。
閑話休題。買い物の帰りに、景勝寒霞渓に立ち寄りました。小豆島の中央部は標高が高く、非常に見晴らしが優れた場所が多くあります。
特に、奇岩に富む寒霞渓は国の名勝に指定されているばかりか、日本三大渓谷美、日本三大奇勝(奇景)の1つにも数えられる景勝地です。特に紅葉の時期は、これが絶景でなければ何が絶景かという程の景観となります。
眼下に見えるは瀬戸内海。手前には「二十四の瞳」で知られる岬の分教場があった田浦の岬、そして遠くに四国を望みます。寒霞渓から少し移動すれば、逆方向に本州を眺めることもできます。
寒霞渓の東側にそびえるのは星ヶ城山。小豆島最高峰にして、瀬戸内海の島々の中でも最高峰となります。ただ今回はあまり時間がなかったので、登頂はしませんでした。
ちなみに、先ほどのスーパーから寒霞渓までは通称「小豆島スカイライン」をドライブ。途中の銚子渓も景勝地です。
銚子渓の周辺には数百匹の猿が生息していて、道路上でも我が物顔でくつろいでいるのが面白いです。通過するときは速度を落として、サルたちをよけるか、彼らが動いてくれるのを待つしかありません。
あと、私は小豆島スカイラインを西から東に進んだのですが、逆向きだと非常に急な下り坂(ブレーキを焼き切った時用の緊急避難所が数箇所あるぐらいです)続くので、初心者にはおすすめできません。
私自身何年か前に通ったことはありますが、ローギアでアクセルを離しているのに加速した時には焦りました[;;0J0]
そんなこんなで2011年も終わり、2012年の元旦です。まずは近くの神社で初詣です。
集落の中心にある八幡宮。まずはここにお詣りします。
本殿前で礼拝すると、神主さんがお祓いをしてくれます。この後玉串を貰い、お神酒を頂きました。
お正月ということでか、神馬像にはニンジンが備えられていました。
ちなみに、ここは八幡宮ではありますが、裏手には稲荷神社や地元の祠、少し離れたところには金刀比羅宮もあります。
さらには、本殿隣に靖国宮もあり、明治天皇の御詠歌の碑も立てられています。
ところで、初詣はなにも神社のみの特権ではありません。小豆島と言えば「島四国」とも呼ばれる小豆島八十八箇所があり、各霊場を参詣者が訪れます。われわれも2箇所ほど行ってみることにしました。
まず訪れたのは八十番霊場の子安観音寺。名前からも察せられる通り、子授け・安産や良縁祈願、子どもの成長や学徳成就の信仰を集める寺です。
子安観音寺は戦前から戦後にかけて3度の大火に遭い、一時は廃寺の危機に晒されましたが、遍路巡礼者や地元の篤志によってなんとか再建が果たされました。
爾来、寺では恩に報いる意味で参詣者にうどんの接待を行い、現在では「うどんの寺」としても知られるようになっています。
寺で目を引くのが、この大きな稚児大師像。小豆島で「大師」と言えば弘法大師のことです。
正面から見た稚児大師像。高さ十数メートルから遍路巡礼者や参詣客を今日も見守っています。
子安観音寺から車で15分ほど、細い山道を分け入ってきました。ここは寒霞渓の北側に当たり、大きな岩山がそびえています。
ここにおわしますのが、子安観音寺の奥の院、山の観音があります。
この付近にあるご来光の滝は、弘法大師が修行されたのち、病気封咒(じゅ)の呪法を授けた所とされています。そのため、山の観音は病気封じの寺として信仰されています。
ただ、山中の寺と言っても寂れた雰囲気はなく、目の前にある朱塗りの山門など、威容を備えた寺となっています。
本堂の入り口。ただし、本堂までの経路は「胎内めぐり」となっていて、真っ暗闇の中を壁伝いに歩いていかなければなりません。
胎内めぐりは信貴山や高野山でも経験しましたが、視覚以外の感覚を頼りに進むということは、目に見えない真実を頼りにせよということなのかな、などと勝手に解釈したりもします。
小豆島から始まる1年。平穏な良い年になりますように。
日の出前に大阪を発ち、電車とフェリーを乗り継いで小豆島に上陸。まず気になるのは、旧知の子がどうなっているのかです。
早速様子を伺ってみると、はたして元気でいました。
当ブログでも時々ご紹介した、小豆島のバッファくんです。
近鉄運輸なる企業自体は当の昔に合併でなくなってしまったのですが、この看板はどういうわけか今も現役で残っています。ちなみに、「シマリク」はおそらく小豆島陸運のことで、現存する企業のようです。
帽子の色もかなり薄れてきましたが、これからもぜひ残ってほしいものです。
さて、小豆島に着いた翌日は大晦日、正月以降に向けて買い物に出かけました。
小豆島は人口3万人以上(昔は4万人はいたような……)と、瀬戸内海では大規模な島なので、中心地に行けばスーパーやホームセンターなどは結構あります。その代わり、小規模な集落には小さな店しかないのですが。
というわけで、島で(多分)一番大きなスーパーにやって来てみると、さすがは香川県、というかうどん県、ご覧の通り「年明けうどん」ののぼりを立ててカップうどんのセール中でした。
しかし、こと小豆島に関してはうどんではなく素麺の本場なんですよね。あまり本土のうどん押しに流されていると、素麺の存在感が霞んでしまうのが不安です。どうしたもんですかね。
閑話休題。買い物の帰りに、景勝寒霞渓に立ち寄りました。小豆島の中央部は標高が高く、非常に見晴らしが優れた場所が多くあります。
特に、奇岩に富む寒霞渓は国の名勝に指定されているばかりか、日本三大渓谷美、日本三大奇勝(奇景)の1つにも数えられる景勝地です。特に紅葉の時期は、これが絶景でなければ何が絶景かという程の景観となります。
眼下に見えるは瀬戸内海。手前には「二十四の瞳」で知られる岬の分教場があった田浦の岬、そして遠くに四国を望みます。寒霞渓から少し移動すれば、逆方向に本州を眺めることもできます。
寒霞渓の東側にそびえるのは星ヶ城山。小豆島最高峰にして、瀬戸内海の島々の中でも最高峰となります。ただ今回はあまり時間がなかったので、登頂はしませんでした。
ちなみに、先ほどのスーパーから寒霞渓までは通称「小豆島スカイライン」をドライブ。途中の銚子渓も景勝地です。
銚子渓の周辺には数百匹の猿が生息していて、道路上でも我が物顔でくつろいでいるのが面白いです。通過するときは速度を落として、サルたちをよけるか、彼らが動いてくれるのを待つしかありません。
あと、私は小豆島スカイラインを西から東に進んだのですが、逆向きだと非常に急な下り坂(ブレーキを焼き切った時用の緊急避難所が数箇所あるぐらいです)続くので、初心者にはおすすめできません。
私自身何年か前に通ったことはありますが、ローギアでアクセルを離しているのに加速した時には焦りました[;;0J0]
そんなこんなで2011年も終わり、2012年の元旦です。まずは近くの神社で初詣です。
集落の中心にある八幡宮。まずはここにお詣りします。
本殿前で礼拝すると、神主さんがお祓いをしてくれます。この後玉串を貰い、お神酒を頂きました。
お正月ということでか、神馬像にはニンジンが備えられていました。
ちなみに、ここは八幡宮ではありますが、裏手には稲荷神社や地元の祠、少し離れたところには金刀比羅宮もあります。
さらには、本殿隣に靖国宮もあり、明治天皇の御詠歌の碑も立てられています。
ところで、初詣はなにも神社のみの特権ではありません。小豆島と言えば「島四国」とも呼ばれる小豆島八十八箇所があり、各霊場を参詣者が訪れます。われわれも2箇所ほど行ってみることにしました。
まず訪れたのは八十番霊場の子安観音寺。名前からも察せられる通り、子授け・安産や良縁祈願、子どもの成長や学徳成就の信仰を集める寺です。
子安観音寺は戦前から戦後にかけて3度の大火に遭い、一時は廃寺の危機に晒されましたが、遍路巡礼者や地元の篤志によってなんとか再建が果たされました。
爾来、寺では恩に報いる意味で参詣者にうどんの接待を行い、現在では「うどんの寺」としても知られるようになっています。
寺で目を引くのが、この大きな稚児大師像。小豆島で「大師」と言えば弘法大師のことです。
正面から見た稚児大師像。高さ十数メートルから遍路巡礼者や参詣客を今日も見守っています。
子安観音寺から車で15分ほど、細い山道を分け入ってきました。ここは寒霞渓の北側に当たり、大きな岩山がそびえています。
ここにおわしますのが、子安観音寺の奥の院、山の観音があります。
この付近にあるご来光の滝は、弘法大師が修行されたのち、病気封咒(じゅ)の呪法を授けた所とされています。そのため、山の観音は病気封じの寺として信仰されています。
ただ、山中の寺と言っても寂れた雰囲気はなく、目の前にある朱塗りの山門など、威容を備えた寺となっています。
本堂の入り口。ただし、本堂までの経路は「胎内めぐり」となっていて、真っ暗闇の中を壁伝いに歩いていかなければなりません。
胎内めぐりは信貴山や高野山でも経験しましたが、視覚以外の感覚を頼りに進むということは、目に見えない真実を頼りにせよということなのかな、などと勝手に解釈したりもします。
小豆島から始まる1年。平穏な良い年になりますように。
かけて食べる、というのをやってました。
オリーブの香りが活きて、美味しいですよ。
素麺も、この食べ方で売り出せないかなと思ったりします。
ただ、麺つゆと違って、ダシが含まれていない味付けで素麺を食べるので、
物足りないと言われてしまうかも…?
薬味にネギや海苔があればさらに良さそうです。
素麺の場合、醤油の味が勝ち過ぎることになりそうなので、
普通の醤油よりは、だし醤油辺りが合うかも知れませんね。