にわか日ハムファンのブログ記念館

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【2013北海道・東日本の旅】(20)終着駅室蘭へ

2014-01-01 14:52:24 | さすらいブロガー旅情編
 日高本線を乗り通したことで、北海道で残る未乗区間は室蘭本線の東室蘭から室蘭の区間のみとなった。苫小牧で鈍行を待ち、まずは東室蘭へ。



 知る人ぞ知るこんな駅。しかし流石に降りる時間はないので、そのままディーゼルカーを乗り通す。



 東室蘭でディーゼルカーを降りると、ほどなく特急がやって来た。ただこの特急、東室蘭からは普通扱いとなり、北海道・東日本パスでも利用できる。
 久々の柔らかいシートに座ると、電車は右手に工業地帯、左手には住宅地や線路際まで迫った山、そんな間を走るので、まるで視界が開けない。日高本線に乗ってきた身からすれば、どうにも気分が乗らない。



 10分ほどの移動で室蘭到着。最後はあまりにもあっけなかった。これで北海道の鉄道にはすべて乗ってしまった。



 室蘭駅。稚内同様、かつて広かった駅が整理され、新たな駅舎が建てられている。



 駅前には歓迎のモニュメントがあるが、既に夕方でこれから市内で行く先もない。実のところ、滞在時間は数分ぐらいだ。



 折り返しの列車は東室蘭行のディーゼルカー。ここからは、道内の路線は全て乗ったことのある路線になる。



 東室蘭駅に着いた。ここで「はまなす」を待つことはもちろんできるが、6時間近くもの間じっと待っているのも退屈極まりない。といってこの街に特に用があるわけでもない。
 なので、「はまなす」には始発駅の札幌に戻って乗ることにする。実のところ、指定券も札幌から買ってあるのだった。



 東室蘭からの鈍行は再びディーゼルカー。電化区間とはいえ、この方が節約になるのだろう。



 苫小牧までたどり着いて、ここからは手稲行きの普通電車。ここまで道内を走り回って、普通型の電車に乗るのは今回初めての気がする。



 手稲行の電車でそのまま札幌までのんびり揺られる手もあったが、せっかく快速があるので途中で乗り換え。急ぐ理由はないと言えばないが、札幌で夜食と酒の調達時間が増えるのも事実。



 そして札幌着。2か月ぶりの札幌というより、大阪を発って以来道内各地の農山漁村を走り回り、3日ぶりに大都会の真ん中にたどり着いた戸惑いの方が大きい。



 そしてここまでくれば、夜食の調達などすぐ近くで済むものだが、少しだけ歩いて、セイコーマート、お世話になりました、またよろしくお願いします、ということで、それっぽい惣菜、クラシック、地酒ほか。



 駅に着くと「はまなす」は間もなく入線した。これでいよいよ北海道を後にする。
 ただ達成感よりも、これまでつながれてきた糸がふつりと切れてしまったような、そんな寂しさが残った。


【4日目】苫小牧→様似→苫小牧→東室蘭→室蘭→東室蘭→苫小牧→札幌→(夜行列車により移動)


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2 コメント

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ディーゼル (アルビレオ)
2014-01-04 02:57:08
電化区間ならランニングコストでディーゼルの方が安いってのはありえないでしょう。
たぶん車両やりくりの都合だと思いますよ。ワンマン対応の車両はほぼディーゼルしかないとか
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アルビレオさん (ルパート・ジョーンズ)
2014-01-04 07:34:03
まぁでも、閑散区間で電化されていても気動車を使う例はありますからね。
以前だと名鉄や近江鉄道、最近だと肥薩おれんじ鉄道とか羽越本線の一部とか。
詳しくは分かりませんが、電車は電車で保守コストがかかりますし、
小規模輸送なら軽快気動車で間に合うってことかも知れません。
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