にわか日ハムファンのブログ記念館

2004年8月から2014年6月にかけて更新してきた当ブログを静態保存しております。

憎っくき最強の敵将に敬礼!……藤田元司元監督逝く

2006-02-12 07:30:21 | Oh!グレートセントラル
 先ほど新聞でG原監督が藤田元司元監督の弔問に訪れたという記事を読んで驚きました。亡くなられたという話は知らなかったですし、「まさか」という思いです。
 普通なら追悼記事は故人の功績を褒め称えるものなのでしょうが、今回は誤解を恐れず私の思いをあえて書かせていただきたい。
 長年阪神ファンでアンチ巨人だった私にとって、藤田監督はおそらく最も憎たらしい監督でした。いや、今でもそうですし、おそらく彼以上に「憎たらしい」と思う監督は現れないでしょう。
 2回の監督時代を通じ、阪神ファンは藤田巨人に何度も煮え湯を飲まされる思いをしてきました。特に低迷する阪神を尻目にシーズン独走を決め込んだ1990年などは、ジャイアンツも藤田監督も憎くて憎くて仕方ありませんでした。もっとも日本シリーズでは溜飲を下げることができましたが(苦笑)
 ただ、それも藤田さんが監督として強いジャイアンツを作り上げたからこそのことだったわけです。そして、その後のジャイアンツの変質ぶりを考えれば、藤田時代とは最もジャイアンツがチームとして完成されていた黄金時代であったという気がします。
 だからこそ敵としては憎たらしかったわけですが(^^;)、プロ野球の歴史の中でも屈指の素晴らしいチームを作り上げた氏の才能には敬服の念があります。

 監督の座を降りてからはあまり目立った活動はなさらなかった藤田さん。ただ、近年はジャイアンツの低迷や讀賣主導の球界に苦言を呈することが多かったように思います。
 それだけに、球界のためにもまだまだ氏の発言に耳を傾けたかったですし、まだ74歳というお年を考えても、本当に惜しいというほかありません。
 我々をさんざ苦しめてくれた、尊敬すべき名監督に敬礼!
 そして、ご冥福をお祈り申し上げます。


最新の画像もっと見る

18 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
サヨナラ藤田元司氏 (アパッチ)
2006-02-12 09:49:23
「敵ながらアッパレ」な藤田元司政権でした。

俺も、アンチGです。が、幼い頃に見た巨人戦中継を見て、「強いな、カッコイイな。」と思ったものです。

藤田元司さん時代の巨人と、(あえて)ミレニアム優勝の巨人と戦わせたら藤田元司さんの方へ軍配が上がると思います。





深く故人へ哀悼の意を表\したいと思います。m(__)m
返信する
藤田巨人 (KID)
2006-02-12 10:22:03
文句なしに強い。

強いから憎い。

憎いから嫌い。

嫌いだから気になる。

それが私の藤田Gへのイメージでした。



ご冥福をお祈りいたします。
返信する
アパッチさん (ルパート・ジョーンズ)
2006-02-12 11:55:40
私も長嶋時代より藤田時代のジャイアンツの方が強かっただろうと思います。それに強いだけではなくて、チームとしての魅力やカッコよさでも負けないでしょうね。

それだけに、藤田さんの愛弟子原監督にはあの頃のジャイアンツを甦らせてほしい気がします。

私は今もアンチ読売ですし、「巨人が強くないと面白くない」という考えも持っていませんが、長嶋時代に変容してしまったジャイアンツが昔の魅力を取り戻すのは、球界にとってもいいことだと思いますからね。
返信する
KIDさん (ルパート・ジョーンズ)
2006-02-12 12:08:28
私も当時は藤田巨人が憎くて腹立たしくて仕方なかったのですが、今にして思えばそれだけ気になる存在だったんでしょうね。

敵という立場からとはいえ、そんなチームを見ることができたのは、ある意味では幸せだったのでしょう。そしてそんな素晴らしいチームを作り上げた藤田さんには改めて敬意を表したいですね。
返信する
ご冥福をお祈りします (きんぞー)
2006-02-12 17:31:34
私はアンチ巨人ですが、

藤田監督の巨人は今思うとすごく強さを感じるチームだったと考えます。

殆どが巨人生え抜きの選手で構成し、

生え抜きでないにしても、

活躍の場を求めてやってきたという選手だったり。

真の巨人軍のあるべき姿をプロ野球ファンに表現していた人物であったと思います。



改めて、ご冥福をお祈りします。
返信する
きんぞーさん (ルパート・ジョーンズ)
2006-02-13 01:47:00
V9の時代を知らない私にとっては、「強い巨人」といえば第2次藤田時代のジャイアンツでした。

思えばあの頃のジャイアンツは育成のチームで、イースタンは藤田さんの退任後も含めて10連覇ぐらいしていましたよね。

そういう点を考えても、藤田巨人はジャイアンツの理想形にかなり近いものではなかったかと思います。
返信する
自分も阪神ファンですが (中村ルイ)
2006-02-13 06:03:22
私は85年の優勝以来のにわか阪神ファンですが、藤田巨人に対しては憎いという感情はありませんでしたねぇ……"球界の紳士"というスタンスから敵意は感じなかったからかもしれません。

基本的に川上閥の巨人は好きで長島閥の巨人が嫌いな自分にとって藤田巨人は最も好きな巨人でした。だからか、原も江川も中畑も好きでしたよ。阪神ファンのくせに(笑)。第2次藤田巨人の頃は日本にいなかったためあまり詳しくはないのですが(なので藤田巨人を代表するアニメ『ミラクルジャイアンツ童夢くん』は当時見ていませんでした)原監督のノウハウからは藤田監督のそれが嗅ぎ取れて、岡田嫌いの阪神ファンとしてはちょっと巨人に浮気してしまいそうですw
返信する
中村ルイさん (ルパート・ジョーンズ)
2006-02-13 08:42:18
私の場合子どもの頃から阪神ファンでアンチ巨人としての教育を叩き込まれたせいで、当時はGにはらわたが煮えくり返る思いがしていました(^^;)

ただ個々の選手はどうかというと、必ずしも嫌いになれない方もいましたねぇ。原・中畑両選手はどこか憎めない感じがしましたし。

それだけに、原監督にはあの頃の「ジャイアンツらしいジャイアンツ」を作ってほしいと思います。球界全体まで歪めてしまった長嶋時代の讀賣から脱却する、今年はまさに絶好の機会でしょう。

ただ、去年以来の補強の仕方を考えると不安な部分もあるのですが(苦笑)
返信する
藤田氏が居た頃 (アパッチ)
2006-02-14 07:31:54
一発は無いものの、足があり、繋いで逃げ切るカープが強かった。

それが、今では・・・。





頑張れ!広島東洋カープ
返信する
アパッチさん (ルパート・ジョーンズ)
2006-02-14 08:02:12
あの頃のカープはそうそうたる選手が揃っていましたよね。

野手では高橋慶彦、小早川、長内、達川がいましたし、投手では北別府、大野、川口、そして津田……

ブラウン監督の下であの頃の栄光が甦ることを期待したいですね。
返信する