ラファエル前派展

数年前に訪れたことのある美術館
ラファエル前派の絵が多く所蔵されている
その美術館からきれいな絵がたくさんきました

ヨーロッパ大陸で印象派が席巻しているとき
イギリスでは ターナーを経て
文学と結び付いたラファエル前派が花開きました
ラファエル以前の美しい絵画に戻るべきであるという理念
文学や物語を表現するとのとして絵画
などなど いろいろな背景はあるものの
絵自体はけっこう 浮世絵的な美人画っぽい
美しい女性が日常や神話のなかに描かれています

今回は アルマタデマの絵の美しさが際立っていた
大好きなウォーターハウスは別格だけど……
彼の絵はラファエル前派に属されるけど
それらとは一線を画する感がある
刷毛でさささっと描いたような筆致が面白い
遠から眺めれば 女性の肖像や花たちが
美しい風景の中に形作られているのである
彼の描く女性はみな ほっそりとしている
どこか憂いに満ちているから好き