さっそくフライング

あけましておめでとうございます・・・
とは言ってはいけない
我が家は喪中なのでした



そういった儀式やしきたりが大好きだった実家の父母
嫁ぎ先は　形式にこだわらない家風で
私にはすっかりこちらの方が体質に合っているのかも


義父は　姉の四十九日にも参列しなかった
「わしは行かん」と一言・・・・
認めがたいとかつらいとかでなく
独自の生活感を持っていた人だったから・・・

姉が亡くなってしばらくしたころ
「今日は　銀座に行ってきた
幼い○○（姉の名前）の手を引いて
○○子（母の名前）とともに銀座の不二家に行ったことがあった
その時のことを思い出して　二人と一緒に歩いたよ」
と話してくれたのだった

もし　あちらにいった人に心が届くとしたなら
義父の型にはまらないこの鎮魂は　十二分に届いたに違いない



たぶん　私が喪中の一年に　ふらふらと遊びまわっても
義父はなんにも言わないでいてくれる気がする
あちらでも　マイペースで過ごしているんじゃないかな