電話相談深夜担当日記 2016 の2

2016-02-11 08:47:39 | ヘルパーのお仕事
毎月 一回から二回 深夜担当して
そのなかで 年に一回くらい 絵の話をする
電話相談の性質上 答えのない心の問題に関わるが
話していくなかで 絵が好きなのことがわかり
絵のことで話し込むと 次第に声が明るくなり
今持っていた心の重さが遠退いていくのがわかる

そんな場面に出くわすことは
私にもうれしいことだ

今回は北方の絵の好きな人だった

絵を観ることは
かすかなささやきを聞きとること
と言っていた

私も 絵を観ることは
目に見えないものをみることでもあるねと
と話した

真夜中の三時にすてきな時間を持てた


ほかの電話 いたずらが三本 無言が一本

あとは 薬を飲んでも眠れない人
病識がうすくて 症状に翻弄されてる人
猜疑心の強い人 などなど

根底にあるのは 底知れぬ孤独感
自分の命の軽さへの絶望感

それらは裏返せば 人恋しさ
愛されたいという思いに他ならない

だけど どうしようもできずに
孤独な心たちのそばにいて
彼らの息づかいを聞いていた

少し疲れた ……かな

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