その帰り道・・・

はい。ザルツブルグの続きです。


行きは夜行だったんだけど、帰りは次の日が仕事だったから普通の電車で帰ることに。

地元の駅で２２時くらいに帰って来たい。って言って、乗り換え案内と切符を買ってありました。

時間にして５時間。長いけど、１つの電車に４時間乗るのでそんなに気は重くなかったのよね。


で、その４時間乗る電車に乗車。結構混んでたんだけど、私は予約してあったので無事に席について、のんびりしてました。

近くに日本人家族、夫婦と小さい子２人とおじいちゃん、おばあちゃんがいて、日本人ってほんっとどこにでもいるなぁ～って見てました。



で、暇なので、ふら～っとチケットを眺めていると。。。



乗り換えの仕方が書いてある紙と、席の予約表の降りる駅への到着時間が違う！！？しかも、一時間・・・苦笑

予約表の方が一時間遅いんです。

２２時に家に着くのは乗り換えの案内の方の時間。。。



えーーーーーー？？！！


で、検札の時に車掌さんに聞いてみると、遅いほうがあってる。と・・・

(|| ゜Д゜)ガーン!!


。。。まぁ。。。でも、いつもなら２４時くらいに着くように～ってするところを今回はなんとなく２２時にしてたので、まぁいいか～って思ってたんです。。。それまでは。。。






何時間かたって、インスブルックみたいな名前の大きな町も過ぎて、電車の中はだんだん人が少なくなって行きます。

気づいたら乗った時はいっぱいだったのに、もう同じ車両には３人だけ・・・苦笑


めちゃくちゃ不安になるよ～！！異国の地（スイスでもないし）で、もう外はまっくらで人もあんまりいないって。。。


いつの間にか車内放送も英語がなくなって独語オンリーに・・・苦笑



なんか緊張して寝れもしないでいたら、車掌さんがやってきて前にいたおじさんとなんか話してます。


チューリッヒ、バーゼル（スイスの地名ね）はどうのこうので、バスがどうのこうのって。。。


ちょーーー気になるよね！！！絶対私に関係あること！！！


で、車掌さんが私のトコまで来てつたない英語で説明し始めます。


なんでも、この先のとある駅からバスでスイスとの国境の駅まで行ってそっからチューリッヒ方面への電車にまた乗ってくれ。とのこと。


？？？？マジっすか？？？？



って思ったんだけど、そんとき前にいたおじさんもやってきて今度は流暢な英語で同じことを説明してくれて、同じことする人が１０人くらいいるし、その駅まではすぐ着くからって教えてくれた。


いやぁ～ありがたや。しかも、このおじさんもらしいから、おじさんに付いていくことに決めました。



で、バスに乗り換える駅に到着、おじさんの後についてバスを探します。


が・・・



ない！！！(　゜Д゜)・・・・？！



運転手に聞いても　違う　って言うし。途方にくれていると、普通の路線バスが。聞くと、目的地には行くけど、普通の路線バスだから時間がかかって駅に着く頃にはチューリッヒ方面の最終に間に合わない！！！！



ちょーーー焦るよね！！！



この時点でおじさんブチ切れてます・・・苦笑



で、駅の切符売り場に抗議しにいきました。


隣で聞いてると・・・独語だからいまいちわかんないんだけど、

電車が遅れて中に居た車掌はバスでむかってくれって言ったのに、その肝心のバスがない。１０人近く同じよう人がいるはずなのに。路線バスでいくとチューリッヒまでの最終に間に合わない。だから、タクシーで行くからタクシー代渡せ　　と。



たぶん。こんなかんじでした。

でも、駅のおっさんは大丈夫だよ～バスで行っても。みたいなことを言っててらちがあかない様子・・・



もう、完全に切れたおじさんは近くにいた違うおじさんとも話して、タクシーで行くことに決めた様子。

運ちゃんに交渉して私も一緒にタクシーに乗せてもらいました！！！


で、タクシーの中で、話を聞いてみると・・・


なんでも、システム上のトラブルで電車がいつもとちがうルートを走ってだいぶ遅れたそうで。

あのバスに乗ってたら確実に間に合わないんだって。


ほかにも同じような人がいるようだけど、もう知らん。っと・・・






おそるべし。。。外国の電車・・・って感じだよね・・・あんなところで途方にくれたら・・・最悪だったなぁ・・・



で、タクシーで国境を越え、目的の駅に。

時刻表みてみると・・・


あと５分で最終の電車がくる！！！


まじっすか！！？？ってかんじだよね～！！！タクシーかなり飛ばしてたのはそうゆうことだったんだ。。。


無事、最終電車に乗ってまたまた検札。

今度はスイス人の車掌さんです。



なんでも、この日はトラブルだらけだったんだって。オーストリアも、イタリアも、ドイツも、フランスなんてストライキやってるしね・・・苦笑

で、やっぱり忙しいらしく、携帯でしきりにどっかと連絡をとっています。


おじさん曰く、スイスの電車は最高。時間にも正確だし、なんかあればちゃんと手配してくれる。特にドイツは最悪だね。と。。。苦笑


今回のタクシー代は電車会社に請求するらしいんだけど、オーストリア側はスイスに、スイスはオーストリアに請求してって言ってたらしく・・・どうなるかね～って言ってた。



で、おじさんのお陰でなんとか７時間かかって帰ってきたわけですが。。。疲れたよ。色んな意味で。最悪でした・・・



このおじさんですが、ちょっと日本にも興味があるらしく、色々知ってました。歌舞伎を見たことあるとか、私も知らないような漫画の筆者を知ってたり。で、イギリス人とスイス人のハーフで、パスポートは英国なんだって。だから、英語がぺらぺらだったんだね。


私の名前のドイツ語での意味を教えてもらったり、スイス人ってどう思う？みたいな話したり、オーストリアのこと。ザルツブルグの帰りっていったら、あそこすごい退屈な街だよねーーー！！って言ってきたり（私も若干思ってた！！）ウィーンの方がいいね～って話もして。



良い人っているもんだね。


最後に名詞をもらったんだけど、ディレクター・・・・



って。。。社長じゃね？？？！！！！あえて突っ込まなかったけど。。。そうだよね？？？？



いやぁ。。。恐れ入りました。



でも、なんで社長、あんな電車に乗ってたんだろ・・・スイスの社長じゃお金はあまるほど持ってるはずなのに・・・？




まぁ。結論は良い人にあえて、無事に帰ってこれたから結果オーライ♪ってことで。



でも、間違えなくこれが今回の旅行の一番の思い出です。

<SCRIPT type=text/javascript>do_decolink('diary_body')</SCRIPT>