キーワード:タイトル通り「公園」です。
大人の心を描いた、落ち着いた映画です。
これほど 静かで美しい映画も多くはないでしょう。
紅葉鮮やかな公園をバックに、言わずもがなの
春馬氏の美貌と衣装係さんの品の良さ。
いきなり三浦春馬の美声のナレーションで始まります。
そこからもうドキドキ
ある日、ひとりの男性からベビーカーでいつも
公園を散歩する女性を撮影してくれないか、と依頼される。
バイト先のバーでの ギャルソンヌー姿の光司。
このモノクロの美しさはっ。。。。
★問題点
光司の悩み
1.亡き母の面影
2.義理の姉との関係
3.将来への不安
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A 歯医者夫婦の問題。
しかし原作にある、何故、妻がいつも子連れで
公園へ出かけて息抜き??してるのかが描かれておりません。
(妻の悩み=医者の家に嫁いで慣れないでいるという悩みが)
B 富永(榮倉奈々ちゃん)の明るいけど、
元カレを失くしてどこか悩んでいるところ。
離島の病院に入院している母の元へ行く、
光司と姉、美咲。
姉に尋ねられる人妻と富永とのこと。
【公園】
美咲が言うには、両親が再婚する前に
光司を初めて見たのも【公園】
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志田光司くん、超、ドンカンです!!
1.マザコンだということ、
これでも 「似てるかなあ!?」
2.歯医者の初島が井川遥の夫だということ。
3.美咲への想い。
富永から指摘されるまで気づいていない!
しかも、富永に反論。
「9つも離れてるんだぞ」
「愛に年の差なんて!」
「美咲さんは、それはダメだって言い聞かせているだけ」
「弟は守るべき存在であってそれをパートナーにはできない」
で、問題のキスシーンがあって、
依頼されていた妻の尾行をして
写真を撮るということを、断った光司。
そこで、妻の行動が何だったのかが初島にも分かり、
悪酔いしていたのが覚める。
光司:「ものすごく将来に不安」
「姉に告白したらこれ以上先の無いことだって分かった」
(お上品な映画ですねえ。だからこそ、良いのですが)
「そのうち、なんとかなる」
初島:「君の写真は人の身体を暖かく包んでいる。
まるで【公園】みたいだ」
光司:「公園好きです」
ふたり握手。光司 デジカメ渡す。
「これで奥さんのことをまっすぐ見つめてあげてください」
将来が不安で仕方がない時に変な依頼が舞い込むわ、
義理の姉への気持ち発覚させられるわで、
オドオドしたでしょうが、わりと見た目に
呑気な大学生を演じていた、春馬氏。
将来が保障されていないとはいえ、
芸能界で同年代の若者とは、ケタ違いの安定感というか、
全力疾走中だからからでしょうか。
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映画は、歯医者夫婦が光司によって
心を通じ合わせてハッピーエンド。
富永から良かったね、と言われ、
若者たちは それぞれの道を歩んでいくのでしょう。
★死んだはずの富永の元カレが
光司の部屋に住み着いていたり、
富永の不思議なセリフがあったり、
美咲が海辺で号泣したり、理解できない不思議な映画です。
ご丁寧にありがとうございます。
お謝りになることはございません。お礼を申し上げたいばかりです。
私たちが生きていたことは、半世紀もすれば忘れられてしまうでしょう。でも、何のために生きているのでしょう(一番、難問)
生まれてきた以上、より良い人生を作るためなんじゃないでしょうか。
よい人生は人によって違うものでしょうが、努力することによって、人様に大切な記憶は残るでしょう。
幻想ではないと思いますよ。
亡母にせよ、美咲の母にせよ、そして大切な春馬くんも!! 確かに宇宙の片隅に存在したのですから、そしてたくさんの人々を感動させたんですから、春馬くんと出会ったご縁、私が書いたものに反応して下さったミワミワ様とのご縁、しばらくであれ、大切な思い出となって残りますね。
もう一度、ありがとうございました。
お母様をお若くして亡くされているとは、私もきちんと読みもせずに、簡単に書いてしまい、大変軽率でした、、それなのに温かいお返事を頂けて私も感謝でいっぱいです。。ありがとうございます。
>これは、春馬氏のことで今の私たちにぴったり当て>はまりますね。
本当にその通りに私も思います、キャストが十年後の私たちに語りかけてくるような錯覚に陥りましたよ。
死別させたり、兄弟に運命の出会いをさせたり「神は平気で残酷なことをする」し「三途の川」で断ち切られてしまったり、「チャンスを逃してしまったら再び幸せになるのがとても困難になる」。
だから、幸せになるために、「今側に居る人を見つめて」って。
でもね、最後の「幻想だったって分かってる。でも思い出なんてすぐに消えるものじゃないじゃん。」という榮倉奈々の涙はまさに私たちの思いを代弁していたよう。
お母様を亡くされた気持ちや思いは消えるものではないでしょう、お母様がヒロのように遠様を導いて下さったのね、これからも春馬さんの作品に触れたいですね。
私も若くして母親を亡くしております。なのに、美咲の心情を見抜けなかったとは、お恥ずかしいかぎりです。
>「側に居る人をまっすぐ見つめ直す」ことでまた生きていこうというメッセージ
これは、春馬氏のことで今の私たちにぴったり当てはまりますね。
母の死は、長く尾をひいていて、春馬氏ファンになったのも、母が導いてくれたことと思っていました。今度は、春馬くんを失った喪失感から春馬くん自身が出演した映画で背中を押してくれてるのですね。とても優れたご感想をありがとうございました。私自身も元気になれました。
(春馬さんについては好感の高い俳優→亡くなられてその素晴らしさを知り惜しんでいます。)
海辺で美咲さんが泣くのをこらえきれなくなるシーンは私はとても実感できて辛い程でしたよ☆
父や母を亡くした方なら分かる感情なのかな?とも思います。母親との長くない残された時間、残されて行く自分を(誰でも経験をすることは)分かっていても、こらえきれなくなったのかな。彼女は元母子家庭で弟に恋心を抱いていたのなら、なおさら張り詰めていた物が見えるような気がしました。
「東京公園」は亡くした(またはこれから失う)者の喪失感を「側に居る人をまっすぐ見つめ直す」ことでまた生きていこうというメッセージを持っている
と感じ、春馬さんが「それでも生きろ」と言っているようで、悲しくも、背中を押してくれたような気がしました。涙。
とてもとても癒やされる映画でした。長文失礼しました。