遠(かなた)の世界

小説出版のご案内、徒然ポエム、たまには短編小説。エッセイ。

夭逝した三浦春馬氏のやろうとしていたことと 「天外者」

2020-12-16 15:42:49 | 三浦春馬
【映画ジャーナリスト林瑞絵さんの
「論座」より学ぶこと】
 
 
三浦は将来を見据え行動し、ゆくゆくは後輩育成にも
携わりたいと口にしていた。
もしも彼が周囲の協力を得て、本場ブロードウェイや
ウエスト・エンドで活躍できていたなら、
後々は日本のエンターテイメントの底上げに必ずや
繋がったはずだ。
また、日本の伝統文化に精通し、上品で所作も美しい三浦は、
自身で和の美を体現しながら文化の架け橋にもなれただろう。
 思えば、彼が映画『天外者』(てんがらもん)で演じた
五代友厚は、支援者を得て薩摩藩遣英使節団として
欧州を視察、その経験を糧に近代産業の礎を築き上げた。
約150年前の話だ。現在の日本は幕末期から
あらためて学ばなければいけないのかもしれない。
 
 
 
 つまり、日本のエンタメ界は目先の利益を中心に考え、
芸能人たちを世界に羽ばたかせてスケールの
大きなエンターテイナーに育てようとしていないのではないか。
韓国のBTSのような世界的アーティストが
日本からなかなか輩出されないのもそこに原因のひとつが
ある気がする。
そもそもエンターテイメントとは見る人に夢を与えるもののはず。
三浦ほど魅力的で唯一無二の表現者を活かせぬ
日本のエンターテイメントに、これからどうやって
夢を感じられるだろう。
 
 
 映画『天外者』の中で、“三浦/五代”が発した
力強い言葉の数々を思い出してしまうのだ。
 「私は夢のある未来がほしいだけだ!」
 「俺に学ばせるということは、
  この日本が一日早く進歩するということだ!」
 
 
***************************
<遠>
★この象徴的なセリフが、五代友厚の主張だ。
 「天外者」という映画の主張だ。
 あまりにも 林さんがズバリ言い当てて下さったので
 引用させていただきました。
 
★この後、林さんの文章は三浦春馬氏の責任追及を
 所属会社の開示に求める文章になっていく。
 私は責任追及などしたくはないのだが、
 春馬氏を失ってから、動機や原因を何回諦めようと
 しても、もやもやが残るのは事実だ。
 かといって、春馬氏を安らかに眠らせてあげたいのも
 また事実。
 
 この件に関しては積極的に動く気はありません。
 静かに事の成り行きを見守ります。
 映画の中身については、また後日に。

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