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【家庭用ゲーム】<PS3>キャサリン【プレイレビュー】

2011-02-20 02:04:03 | 家庭用ゲーム
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関連記事:【家庭用ゲーム】キャサリンが日本限定のタイトルだった件について



『ペルソナチーム』が開発したゲームと聞いて、
そのブランド力を信じアクションパズルだろうが関係なく買ってしまった私。
作風は良さそうだけど・・・パズルとか苦手ヽ(´▽`)ノ
果たして楽しめるのだろうか?

とりあえず始めてみることにする。

出だしからこのアフロ、なんとなく方向性が掴めました(`・ω・´)
どうやらこのゲームのストーリーは、このTVの中でのことらしい。
というわけで、始まり始まりー。

物語は主人公のヴィンセントが悪夢を見るところから始まる。
この悪夢がアクションパズルになっていて基本は引き出しては登るゲーム。

でも、思っていたより遊びやすい感じ。
やっている途中途中で必要なワンポイントのチュートリアルがちょこちょことあって、
一つのことを順々に覚えていけるので、知識をいくつも無理に覚えなく済む。

ブロックで出来た塔を上まで登りつめるという内容なのだけど、
サクサクと直感的に登っていけるテンポの良さが良い。
ブロックの引き出し方や登り方にもバリエーションがあって色んな登り方が出来て、
「あ、こういう登り方もできるんだ」って発見することがしばしば。

『やり直し』のしやすいところも好感を持てる。
イージーモードならセレクトを押していくことでブロックを動かす5手ほど前まで戻れるし、
失敗して下まで落ちても登り直すまでさほど時間はかからないので、
「さて、またやるか」という気にさせてくれる。
塔はステージで区切られていて登り方が分かっていれば、
1ステージ10~15分程度で登ることが出来るので失敗した場所までサクサク登って戻れます。
これだけ聞くとボリュームがないように感じてしまうけれど、
ところがどっこい、この登るのが難しい/(^o^)\
『ひと山登った、次が登れねー。ひと山登って、また落ちたーヽ(`Д´)ノ』
パズルパートは、そんな感じ。

アドベンチャーパートではアニメシーンとムービーシーンをふんだんに使った作りで、
観る時間は長い方かも。5~10分程度の会話ムービーはザラ。
現実的な雰囲気を持った作風は『HEAVY RAIN -心の軋むとき-』を彷彿とさせる。
悪夢を見るようになる前までは至って普通の街に暮らす冴えない主人公ヴィンセント。
長年付き合った彼女の『キャサリン』に結婚を迫られ嫌気が差していたところで悪夢を見るようになる。
次の日、ふらっと現れた女に浮気してしまい現実での悪夢が幕を開ける、といった内容。

会話イベントでは返答した際、ゲージが現れ変化を見せる。

これによりEDが変化するマルチエンディング。
他にも『メールの返答』や『パズルステージの問いかけ』などでもゲージは変化。
『メールの返答』では内容が一文一文(一行一行)に3パターンほどあり、
内容を変えられるので、このバリエーションの多さがメールをしていて悩ましくて楽しい。


こんな感じでバリエーションに富んだ返信が可能。
『違うな・・・えーと』とか言いながらヴィンセントがメールを打ち込むゾ☆

『パズルステージの問いかけ』では謎に包まれた塔の管理人がステージごとに問いかけをしてくる。


その結果はオンラインで集計され『他のプレイヤーの初回プレイデータ』として表示されます。
※ネタバレ防止用に白塗りで加工修正してあります。

仲間達が集うバーではフリーに動けるのですが、
そこで『会話』『ミニゲーム』『メールの返答』『酒を飲む』などの行為が出来ます。

『ミニゲーム』はアクションパズルのミニゲームです。
『酒を飲む』では飲む度にヴィンセントが何かしら思い浮かべてボヤきます。
3人の友人と馴染みのウエイトレス。
だらだら飲みながら、だらだらダベる。
何この雰囲気、すんごく良いじゃない。
『つーか・・・このバー、リアルに行きてぇ!つまみも食いてぇ、酒飲みてぇ!ちぇけら♪』

マスターの声優が若本規夫とかマジたまんねー(笑
いや子安さんも、平田さんも素晴らしいけどさ。


浮気相手の女役だった沢城みゆき嬢は、かなり小悪魔的で色っぽかったです。

うわぁーって感じヽ(´▽`)ノ(ドンナダヨwww

残念だったのは、本命彼女。

声優は三石琴乃さんだったのだけど、
キッチリしたお姉さんで女性的な可愛らしさが全然前に出てこなくて、
お金のこととか、結婚のこととか、頭抱えるお話ばかり・・・。
もう少し可愛い思い出の部分とか出して欲しかったなぁ。
魅力的に考えたら浮気相手のみゆきちさんが一本勝ちになっちゃうんだもん('A`)ヴァー

ともあれ、
最後には悪夢の原因を突き止めることになるのですが、
やっぱり、そこはペルソナチーム的で・・・ある意味予想通り。
『Aさんじゃね? いや、Bさんじゃね? いや、Cもありうるが・・・?』でCさんでした!
全然、予想通りじゃなくねって?
・・・え?
あー・・・うんヽ(*'ω'*)ノ

<総評>
お話として楽しむ物語重視の作品。
現実的、映画的な部分においては和製『HEAVY RAIN -心の軋むとき-』という感じ、悪夢云々はあるけども世界観は洋風だしね。
ゲームとしては物語とパズルも楽しめますという感じ。
ただ、ちょっとアドベンチャーパートがさっぱりしすぎた印象。
バーでの『だらだら感』はとても心地良い雰囲気なのだけど正直退屈(をぃ。
ペルソナのように『根気』や『勇気』などのステータス的な要素を追加してアドベンチャーパートでそれを獲得。

それによってアクションパズルパートでの動きに変化があるなどの連動的要素がアドベンチャーパートに欲しかった。
そういう意味では逆も言えてアクションパズルパートでの結果や行動が、
現実でのルート分岐やアイテム、施設などを買う資金に出来たりしたら、より面白いかなと思う。
実質ゲーム的に連動しているのは会話返答によって変化する『ゲージ』と『お酒』だけなので連動要素が弱い。

一言でまとめると・・・
『物語とバーの雰囲気を楽めて、おまけにパズルもあるよ!』っていうゲーム。
かなり閉鎖空間なので、自由度とか言っちゃダメヽ(`Д´)ノ

でも今作は、ある意味PSPでやった方が良かったような気もする。
『PS3じゃなきゃ出来なかった!』という強みの要素がないと思うし、
PSPで出せば、しょぼいだろうけどテキストで済ませられる会話バリエーションも増せると思うしね。
でも、PS3で出したこと自体は偉いと思うよ!
アトラスさん、これからも頑張ってくだしぁヽ(´▽`)ノ

私はEasyモードでしかやってないけど、それでも結構むずかしかった(笑
クリアまでのプレイ時間は15時間程度
色々書いたけど私は楽しめたな!

ま、ま、満足! 一本満足ヽ(´▽`)ハッ

こんな方にオススメ。
「HEAVY RAIN -心の軋むとき-」をプレイしている人』
『他人の浮気話とその修羅場を楽しみたい人』
『誠しね』



<小ネタ特集>
『ラム・コークな』

毎回ヴィンセントに飲ませてるけど飲んでみたい・・・どんな味すんの?(*'ω'*)


ロード中に出る名言。いくつか種類があります。

バーにて。


主人公の目線の先にペルソナ4で出てきた「クマ」の人形が居ます。
マスター売って!私に売ってぇえええ、このクマ人形売ってぇえええ!(*'ω'*)てらほしす
※画像はペルソナ4レビューより。

パズルアクションでは「機械的な音声」で語られるところが多いのですが、この台詞はマジワロタwww


※動画の最後で言います(笑
 まさかここでプロレス史に残るこの名言を持ってくるとは/(^o^)\

ちょっと!ちょっとちょっと!


以上『ザ・たっち』のお二人でした。

予約特典のサントラではクラシックアレンジの曲が11曲入ってます。
その中の『ショパン/革命のエチュード』アレンジが個人的にお気に入り。
このゲーム中では一番好きかもヽ(´▽`)ノ特典に入れてくれてありがとう!
こちらが原曲
ショパン/エチュードop.10-12「革命」/アレクサンダー・ガブリリュク


もうMADがあるらしいよ
【MAD】キャサリン-Catherine&(worry about you)



おしまい。
キャサリン(特典なし)
アトラス
アトラス

キャサリン
アトラス
アトラス

動画で見るとつまらなそうに見えるんだよね、このゲーム(笑
実際にやると割と面白かったりする/(^o^)\


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