なぜRubyなのか？～Rubyが選ばれる理由～

なぜRubyなのか？について語ってみようと思う。

根本的にあるのが、生産性を高めたいという欲求だと思う。
Rubyは高級言語なのがいい。書きたいことがシンプルに書ける。
低級言語(アセンブラやCとか)だとどうしてもコード量だけが増えていってしまう。

Rubyの弱点は何か？やはり実行速度だろう。今回私はシューティングゲームをRubyで書いているが、はっきりいって私の開発用のPCではゲームになっていない。(想定しているFPSの半分かそれ以下くらいしか出ていない。)これではゲームとして成り立たないといわれるだろう。

しかし、私はそれでよいと思っている。
なぜならば、書きたいように書けるから書いているのであって、それができないなら書きたいと思わないからだ。それでは人に見せられないだろう、人に遊んでもらえないだろう、と言う意見も当然ある。

そうなったときこそ、生産性はRubyで、実行速度はC(私はC++のが好き)で実現するべきだと思う。Rubyはプロトタイピング(試作)に最適だ。まず、作ってみよう。そして完成させてみよう。

今回はシューティングゲームを作っていて、リアルタイムで動くことが前提だから「遅い」というのが深刻な問題なだけで、ロールプレイングやパズルのような思考系においては、「Rubyは遅い」という点はまったく問題ないだろう。

そして、私が実行速度を気にしない理由は別にある。今私が開発に使用しているPCは6年前の最新型だったものなのである。CPUは800MHz程度のトランスメタ社製クルーソーだ。今やデスクトップPCは3GHzという時代なのだ。今後のことを考えると、Rubyは遅いなんて考える必要のない時代がやってくるのは、そう遠くないと思う。

とはいえ、Rubyで如何に速度を出すか？という点は個人的に興味のあるところなので、完成した暁にはその辺を徹底的にやってみたいと思っている。
速度の出る低級言語で実装しなおすよりそっちの方が楽しそうだから。
誰かが言ってたJust For Funですよ。(誰かなんてのはたいてい一人です。)