らば~そうる “IN MY LIFE”

旅、音楽、そしてスポーツのこと。過去、現在、そして未来のこと・・・「考えるブログ」。

847.LOVE YOU TO

2008-03-01 | 12.THE BEATLES
【GEORGE AND PATTIE (Feb-1966)】

 ジョージがパティへの愛を歌った曲は多い。‘Love You To ’も然
り。あまりにも有名で究極の‘Something ’を除くと、この時期では
他に‘I Need You’と‘You Like Me Too Much’がある。この2曲に
比べ‘Love You To ’では詩作、曲想ともにインド音楽の影響があふ
れている。当時ジョージはインド哲学書を好んで読んでいたと言われ
ているが、「毎日が瞬く間に過ぎ、振り返ればすべては過去と化す」
「人生はあまりにも短い」などの言い回しは哲学的であり、後の彼の
曲‘Within You Without You’‘The Inner Light ’の世界につなが
っていくものと言えよう。言葉は心の内側、すなわち「魂」へと向っ
ており、自分自身の「心」と「体」を信ずればよいと教えてくれる。

 この曲は、「C」音から1オクターヴ低い「G」音に至る「グリッ
サンド的なシタールのリフ」で始まる。強烈なインパクトだ。テレビ
で「このフレーズ」を効果音として使用している番組に出会うことが
あるが、プロデューサーはなかなかのセンスだと思う(褒めすぎ)。
シタールを初めてフィーチャーした‘Norwegian Wood’と比較すると
質量的にも格段の成長を感じ取れるのではないだろうか。

 ビートルズのファンは既にシタールの音を“RUBBER SOUL ”で経験
していた。しかし、インド音楽・インド哲学の色彩が強く出た‘Love
You To’をさらに経験し、ショックを受けたに違いない。



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