【写真:塩別つるつる温泉 2003年10月15日16時44分撮影】
この温泉を初めて訪れた時、「新大浴場」に入り満足していたので
あるが、多方面からアドバイスをいただき「竜神の湯」に入らねば、
という使命に燃え、自分の五感で確認してきた次第である。
五味温泉から、岩尾内湖、上紋峠、滝上、丸瀬布を経由し、いくつ
かの林道をクリアし、塩別温泉に到着した。到着したのは、もう17
時近くであった。さぞかし混雑していると思いきや、やはり10月の
平日、貸切状態でお湯に入れたのである。とはいってもそれは「竜神
の湯」の話で、湯上りにロビーで牛乳を飲んでいたら、大浴場に入っ
たと思われる人々が、「いやあ、最初はイモを洗うようで落ち着いて
入れんかったなあや」と嘆いていた。
竜神の湯は心のオアシス
「塩別つるつる温泉」には上述のように、何度か訪れているのだが
今回のお目当ては「竜神の湯」である。日帰り入浴側の入口から料金
を支払い「竜神の湯」へ。脱衣場は、きわめてシンプルで好感のもて
る雰囲気である。温泉成分表はここには掲示されていないため、詳細
は不明であるが、ドアを開けると仄かに卵系の硫黄の香りが・・・。
入浴されている方は、1名しかおらず、数分後には「貸切状態」にな
ったのである。お湯は無色透明、ほのかに卵風味がした。お湯じたい
に弾力を少し感じる。いい感触である。いわゆるつるつる感であるが
新大浴場に比べると、竜神の湯のほうがより「つるつる感」を覚えた。
ふと見上げると、パイプ管から打たせ湯の形で源泉が出ている。浴槽
もやや深く、浴槽の底に尻をつけると、水面が鼻までかかり溺れそう
になる。これがまたいい。十分浸かっては陸(!?)にあがり、トド
状態となる。この動作を何回繰り返したであろうか。それでも、まだ
貸切状態である。こんな贅沢をしていいのだろうか。
湯上りに壜牛乳を1本・・・。オホーツク牛乳であった。湯上りの
牛乳ってよいと思う。それも壜。あのガラスの冷たい感触が、とても
よい。昔々近所の銭湯に行き、湯上り後、母親に「牛乳!」とねだっ
ていた幼い自分を思い出してしまった。(またまた遠い目)
竜神の湯、五感を使ってしかと確認してきた次第である。また必ず
や訪れると思うが、もう新大浴場には入れないであろう。
【留辺蕊町】塩別温泉・塩別つるつる温泉
■泉質 :単純硫黄泉
(低張性アルカリ性高温泉)
■泉温 :46℃
■湧出量 :300リットル/分
■pH :9.5
■湯の特徴:・ほのかな卵系の硫黄の香り
・無色透明。ほのかに卵風味
・つるつる、ツルツル
■料金 :¥500
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