【写真:ALBUM "RUBBER SOUL" 2006年08月15日23時05分撮影】
わたしのハンドル名に拝借させていただいている"RUBBER SOUL "。
数あるビートルズのアルバムのひとつです。
「ビートルズのアルバムからひとつ選ぶとすれば何?」
と問われたら、わたしは、"RUBBER SOUL "と回答しますよ~。えっ、
なぜですかって?
わたしは、ビートルズが解散してからその存在を知りました。彼ら
については、もっぱら「アルバム」を聴くことによって、イメージを
しだいにふくらましていったのですね。そのアルバムですが、リリー
ス順に聴いたわけではなく、もうアット・ランダムでした。購入順は
もうすっかり忘却してしまいましたが、最初が"LET IT BE "(これは
覚えていました)。"RUBBER SOUL "は2番目でしたね・・・。
順番に聴いた人のコメントを雑誌でよく読みます。そこには「ビー
トルズのアルバムを録音順に追っていくと『ラバー・ソウル』でガラ
リと曲のタイプが変わっていることに気づきます」とあります。この
感覚については、そんなわけで最初は味わえませんでした。最初聴い
たときの感想(中学生のとき)は「乾いたサウンド(よい意味ですよ)
だな」と生意気にも思ったものです。なにかこう、洗練されていると
いうか、ギターとかコーラスひとつひとつの「音」がよく聴こえると
いうか、音が「ギュッ」と圧縮されているというか、うまく言えない
のですが、そんな印象だったのです。間違いなく、第一印象で強烈な
インパクトを感じました。
※実は、L(演奏)⇔R(ヴォーカル)チャネルが分離していたので
カラオケで歌えたのが魅力だったのだ~♪
すべてのアルバムを聴き終わったあと、時間をかけて一気に録音順
に聴いてみたりもしました。繰り返して聴いていくうちに、"HELP! "
の'DIZZY MISS LIZZY'から'DRIVE MY CAR'に移った瞬間、「あれっ」
というオドロキを感じたのです。抽象的な表現ですが「異次元の世界」
に踏み込んだ状態とでも言うのでしょうか。
どなたかのブログのコメントで書いた記憶がありますが、わたしの
場合"RUBBER SOUL "と次の"REVOLVER"を「2枚組のアルバム」と勝手
にとらえて楽しんだりしています。もちろん厳密に言えばレコーディ
ング時期も異なりますし、詩作曲調も微妙に変化しています。しかし
「中期のビートルズ→洗練されている→かっこよい→彼ららしい♪」
というへんてこりんな論理が、わたしの頭の中に成立しちゃっている
ためなのか、その間の「日本公演」も相まって、そのイメージを増長
させ「ひとくくり」で捉えてしまうのですね。
「では、なぜ"REVOLVER"じゃないの?」という鋭い突っ込みに対し
ては、このように答えることにしています。"REVOLVER"では、「加工
されたサウンド」が多くなった(それももちろんよい)結果として、
「楽曲」はハイ・クオリティになりながら進化していったのでしょう。
しかし、いっぽうで「4人の一体感」がやや薄れてきたのかなという
印象を受けるのです。「ジョン・ポール・ジョージ・リンゴ」だった
「ビートルズ」が「ジョン」+「ポール」+「ジョージ」+「リンゴ」
に変化しました。つまり、「チーム」から「ソロアーティストの集団」
への変化です。しかし、"RUBBER SOUL "の時点では確かに「変化」が
見られるものの、まだその時点では「チーム」色が強く「ギターサウ
ンド」がメインでした。だから"RUBBER SOUL "か"REVOLVER"か「究極
の選択」を迫られた場合、"RUBBER SOUL "を選ぶのです。
好みについては個人それぞれだと思います。わたしは「ギターサウ
ンドをメインとし、洗練されていく過程の時代」を好んでいるのかも
しれません。それを具現化したのが"RUBBER SOUL "というわけです。
'LOVE ME DO'から'THE END~HER MAJESTY'まで、もちろんすべてが
「ビートルズ」です。「"RUBBER SOUL "前後から、ビートルズはビー
トルズらしくなくなっていった」とか「非ビートルズ的な楽曲を生む
ことになった」というようなコメントが多く見受けられます。これら
のコメントの根底には「初期のビートルズこそ、『ビートルズ』!」
というイメージがあり、それとの比較で論じられています。もちろん
そのコメントも是です。
わたしの場合は、第一印象がすべて。中学生のときに出会ったあの
強烈なインパクトの影響で、冒頭の問いに対して"RUBBER SOUL "だと
回答するのです。
余談ですが、もしも最初に「US盤」を手にしたらどのような印象
だったのだろうかと思うと、なんだか不思議な気分になります・・・。
◇◆◇
さいごまでお読みいただき、ありがとうございました。
らば様と同じ時期におそらく同じレコード聞いてたんですね。
ぽつぽつと何枚か購入しましたが、吉田拓郎とかぐや姫に傾倒し、ビートルズから離れて行ったような気がします
文句なし。ビートルズの最高傑作です。そうるさんご指摘のとおり全曲ギターサウンドがフィーチャーされています。エレキあり、アコギあり、いろいろなギターの音色が楽しめますね。
このアルバムは本当によく聴きます。しかも繰り返し繰り返し。当然このコメントもこのフルバムをPCで再生しながら書いています。
ビートルズの曲の場合、演奏とボーカルが左右分離されているものが多いため、カラオケにはうってつけでしたね(笑)。
ボーカルのみ、演奏のみ別々に聴くことが出来
「一粒で二度美味しい」グ○コのキャラメルみたいで何倍も楽しめましたね。
RUBBER SOULとREVOLVERを二枚一組にするアイディア大賛成です。この二枚抜きでビートルズは語れない。注目すべき曲ばかりです。
コンサートで演奏出来る曲ともはやコンサート上では演奏できない曲との分岐点での作品ですから。非常に注目すべきアルバムですね。
長くなってしまいまして、申し訳ありませんでした。
ども♪
"LET IT BE"。黒いカラーで見開き仕様ですね。
今手元にあるのですが
角が白くハゲてきてます。30年という歴史を
感じます♪
>らば様と同じ時期におそらく同じレコード聞いてたんですね。
ううむ。不思議ですよね~(^^)
わたしもまこにゃんさんと同様
井上陽水やチューリップ、甲斐バンドあたりに
傾倒しました。
>このアルバムは本当によく聴きます。しかも繰り返し繰り返し。
この部分、まったくいっしょです。
わたしの場合、LP時代によく聴き
ほんとうに擦り切れてしまっていますヨ♪
とても熱く語っていただきたいへん感謝いたします。
当ブログでは
皆様のコメントを引用し記事にする企画を
すでに実現しております。
よろしくお願い申し上げます。(^^;