らば~そうる “IN MY LIFE”

旅、音楽、そしてスポーツのこと。過去、現在、そして未来のこと・・・「考えるブログ」。

229.スペア・ボウリング(その2)

2006-06-22 | 22.Bowling
 ボウリングはメンタルな競技とよく言われる。私の場合、それは2
投め、すなわち残りピンをカバーする際に顕著に表れる。なんとなく
自信が無いときは、それがスイングの弱さに現れる。具体的には、10
番ピン(ちなみに私は右投である)をカバーにいく際には手前でガタ
ーに落ち、7番ピンをカバーにいく時は右へはずしてしまうのだ。

 私はカバー・ボールを使用している。基本的に右側のピンが残れば
カバー・ボールを使用し、左側のピンが残れば1投目と同じボールを
使用する。もちろん3-6-9-10の際は1投目と同じボールを使用
するというような例外もある。

 数年前JBCの大会に出ていた時に、7番ピンのカバーを上述した
ようにミスした。その際にチームメイトから

「1投目と2投目とで投げ方を変えているのですか。」

と指摘された。「ああ、やはりそうなのか」。自分では同じ投げ方を
しているつもりでも、投げ方が変に変わってしまっているのだ。

 ベースボールの投手に「抜け球」というのがある。投手が悪い投げ
方をした時の表現である。抜け球になる原因はいろいろあるというこ
とだが、「腕が振れていない・スイングができていない」というのは
ボウリングの悪い投げ方と共通していないだろうか。

 なぜ、スイングできないのか。タイミングが悪いから。下半身が弱
っているから・・・。いろいろある中で私の場合は「メンタルな要素」
が主要原因になっていると分析する。1回ミスをするとなおさらであ
る。カバーに失敗したピンが残ると、「また同じようにミスるのでは
ないか」と結果を先に考えてしまいがちである。それが間違いである。

 メンタルな部分をテクニカルな部分と同様に修正し、自分の精神を
コントロールすること、さらにミスの発生を予防できることが、プロ
ボウラー・上級アマチュアボウラーとそれ以外のボウラーとの分岐点
ではないだろうか。

 余談であるが、スポーツでは「とっさの体の使い方」がとても難し
い。たとえどんなに練習を積んだとしてもそれを本番の試合で出せる
かは、外から見ている以上に複雑な要素がからみあっている。だから
こそ、「ワールド・カップ」でのY選手のプレーにも同情できるし、
プロ野球投手が打ち込まれる姿にも「納得」してしまうのである。

                            おわり

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