
【写真:『ビートルズ東京』より 2006年04月16日02時33分撮影】
「落ちこんでいるのによく笑っていられるな」と「恋人への不信感」
を歌った曲である。このような作風は、ジョンの得意分野なのである
が、ポールの作品である。
'I'M DOWN'は'HELP! 'のシングルB面として発表された。ビートル
ズはこの曲をコンサートのラスト・ナンバーとして'LONG TALL SALLY'
に代わり、演奏するようになった。1965年夏の全米ツアーからである。
ジョンがこの曲について'LONG TALL SALLY 'との比較の中で次のよう
にコメントしている。「どちらでもたいして変わらないな。同じ曲と
言ってもいいくらいだよ。両方をメドレーで演じてみたいもんだね。」
なるほど、'KANSAS CITY~HEY,HEY,HEY,HEY'と同様、1曲と言われて
もまったく違和感が無いかもしれない。(失礼)
この曲を初めて聴いたのが「1966年日本公演のブートレッグ」であ
る。その次がシングルのB面。そしてその次が1965年夏、あの伝説の
"SHEA STUDIUM"における「ジョンのVOXオルガン肘のグリッサンド」
の演奏(映像)である。
津軽三味線? ジョージのテネシアン
この中でインパクトが強かったのが「シングル」を初めて聴いた時
である。のっけからポールの「天を突き刺すぶっ飛びヴォーカル」。
これは日本公演の音を既に聴いていたのだが、やはり「すげぇ~」。
ジョンとジョージによる「少しコミカルな(そのように聴こえる♪)
コーラス(中間部の'Down')」で気が緩んだ後「なんじゃ、こりゃ」。
そう、ジョージの間奏ギターソロである。まるで津軽三味線のように
「ペンペケペペ~ンペ、ペ~ンペぺぺン」。これにはこけた。そして
笑った。「これがあのテネシアンの音かいっ(もちろん中学生には、
その時そのようなことを理解できる術もなかった)」。「ビートルズ
って、実はコミックバンドなんだね・・・」とつぶやく友人もいた。
'I'M DOWN'では、あるギターテクニックが披露されている。それは
「トレモロ・アーム」の使用である。その頃は、ジョンもジョージも
そしてポールも、トレモロ・アーム付きのギターを演奏していた。し
かし、私が知る限りでは使用されたのは'BABY'S IN BLACK 'における
半音階のグリッサンド的な使用くらいであろうか。'I'M DOWN'では、
「ヴィブラート効果」を出すような使用法である。この頃にギターを
弾き出したポールが仮に'I'M DOWN'のリードを演奏したのならば、彼
は'ANOTHER GIRL'のようにグニャグニャしたヴィブラートをトレモロ
アーム無しで演奏してしまったであろう。
最後に。"HELP! "ではラテン・パーカッションが使用されている曲
が多い。'I'M DOWN'もハード・ロック・ナンバーなのであるが、なぜ
か「ボンゴ」が使用されている。これがまた意外に違和感が無いから
不思議である。
確かに、らば~そうるさんおっしゃるとおりですね。あの間奏は三味線と言われても仕方ありませんね。記事を読んでて爆笑しました。
実は今日、日本公演のビデオを見てたんですよ。ラストがこの曲だったので、まさにどんぴしゃり。鮮明に頭に残っています。
楽器に関しては詳しくないので、らば~そうるさんの記事で勉強しようと思いますので、よろしくお願いします。
いらっしゃいませ~♪
ご覧になりましたか。日本公演のビデオ。
VOXのオルガンを演奏してほしかったですね。
6月30日はギターのチューニングが半音
低かったので
無理だったのでしょうが
残りの2日間、4回の公演では
チャンスがあったかと・・・。
「炎の肘のグリッサンド」炸裂♪
>楽器に関しては詳しくないので、らば~そうるさんの記事で勉強しようと思いますので、よろしくお願いします。
いえいえ。恐縮です。
いろいろと皆様と情報交換ができればと思っております。
こちらこそ、よろしくお願いします♪
三味線・・とは ウケましたw
たしかにポールのシャウトのあとの
「ペンペケペペ~ンペ、ペ~ンペぺぺン」(笑
みんなそう思っていたんですね^^;
ちなみにジョンが座ってオルガン弾いてる映像も見たこと無かったので新鮮でした。。
最近はネットで映像や情報とかが溢れていて有り難いです。。
http://www.youtube.com/watch?v=FEaCwUnJSZA&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=X2NVhWYaO5w
やっぱり三味線でした。w
テネシアンといいデュオ・ジェットといい
グレッチ+VOXの音はシブいですね。
バキバキ・ペンペン♪
トランジスタ回路のVOXコンチネンタル。
チープな音がまたよいです。