らば~そうる “IN MY LIFE”

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681.ホームとビジターの試合数比率

2007-09-17 | 23.Baseball
【写真:札幌ドームのスコア・ボード 2005年09月19日12時38分撮影】
 ★この写真と記事内容は直接関係がありません。

 プロ野球の話題です。今年の西武ライオンズは、どうやらファンの
期待を大きく裏切る結果になりそうです。その原因としてはいろいろ
とありますが、表面的な事実としてはビジターでの勝率が非常に低い
ことがあげられます。

 9月16日現在、ライオンズのビジターでの成績は

 22勝39敗 2分、勝率.361

です。特に福岡では惨憺たる成績で、なんと1勝9敗です。4月に予
定されていた熊本のゲームは、雨天中止のためオールスター・ゲーム
明けの 7月27日に組み込まれましたが、航空会社の機材故障の影響を
受け、ライオンズが東京から福岡にの移動に手間取ったことにより、
あえなく中止。このことを叩くマスコミが出現し、昨今のダーディー
なイメージがさらに悪化してしまいました。選手達がほんとうに不憫
でなりません。

 ビジターの特定球場の成績がこれほどまでに悪かったのは、最近で
は1995年の神戸と記憶しています。ちょっと調べてみたら富山開催を
合わせて 2勝11敗で勝率.154でした。やれやれ福岡では、あと「熊本
分振替の台風中止分」の1試合かと思った瞬間、「あれっ」と思った
のです。

 偶数試合数なのに、ホームとビジターの試合比率が1:1でない。

 福岡はあと1試合なので、そうすると11試合。今年のパ・リーグは
1チームと24試合行います。だからホームもビジターも各12試合だと
思っていました。ところが違うのです。ライオンズ対ホークス戦では
ライオンズのホーム、所沢で13試合、福岡で11試合なのです。

 プロ野球は長年、1シーズン 130試合の時代が続きました。1997年
に年間 135試合制になった時があり4年間続きました。その時は、1
カード27試合であったため、ホーム:ビジターの試合数比率が14:13
だったり13:14だったりしていたのです。これは承知していました。
翌年度に当該カードの比率を逆転させて不均衡を是正していました。

 しかし、年間の試合数が「偶数」であるのも関わらず、ホーム:ビ
ジターの試合数比率が1:1ではない事実に驚きました。ちなみに、
ライオンズ関連の2007年度のホーム:ビジター試合数比率は、以下の
通りです。
             
 対ファイターズ :ホーム 13試合 ビジター(札幌他)11試合
 対ホークス   :ホーム 13試合 ビジター(福岡) 11試合
 対マリーンズ  :ホーム 12試合 ビジター(千葉) 12試合
 対イーグルス  :ホーム 11試合 ビジター(宮城) 13試合
 対バファローズ :ホーム 11試合 ビジター(大阪他)13試合
 
 交流戦では、セ・リーグ6球団とホーム2試合、ビジター2試合が
開催されました。不均衡なホーム:ビジター試合数比率になったのは
移動の関連の効率化を図ろうと、6球団で合意したのだと思われます。
1カード3連戦の日程を機械的に組むことができるのであれば、この
ような問題は発生しませんが、移動等の関係でどうしても調整が生じ
2連戦を組まざるを得ません。従って端数の1試合だけを、非効率な
移動をしてまで開催することを回避したのでしょう。

 なお、ホーム:ビジター試合数比率はライオンズのケースしか調査
しておりません。興味をもたれたかたは、ご贔屓のチームを調査して
みてはいかがでしょうか。



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