2076．OLD BROWN SHOE

　‘Old Brown Shoe’。ビートルズのジョージ・ハリスンの作で1969
年の春にレコーディングされました。

　今回はデモ・テイクをご紹介いたしますが、リリースされたヴァー
ジョンの中で、皆さまは何にインパクトを感じられたことでしょうか。
らば～そうるの場合はベースのラインとリズム取りです。とてもメロ
ディアスでありテクニカルです。とすると奏者はやはりポール・・・
ではなくジョージであるとのことです。この頃のビートルズの曲は、
曲によっては誰が何を演奏しているか記録が不明なものがありますが
‘Old Brown Shoe’もそのひとつです。

　同様にリンゴの叩くドラムズのシャッフル・ビートの裏々泊を刻む
ピアノの音が聞えます。これこそポール・・・。しかし、これも違う
ようです。右手で刻む音が強く聞えるため、「ビートルズ＋ビリー・
プレストン」とこの頃名乗っていたことから、ビリーの演奏と考える
のが自然でしょう。

　ということは、1969年 5月にリリースされたシングル“The Ballad
Of John And Yoko c/w Old Brown Shoe ”はＡ面がジョンとポールの
二人で演奏、Ｂ面がジョージとリンゴ（とビリー・プレストン）の二
人で演奏した曲であるため「両面合わせてビートルズ」という図式が
成立することになります。無理矢理感ありあり・・・。




　

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