アタマ柔らかに

突然ですがCLT工法ってご存知ですか。
大型の集成パネルを使う新たな木造工法で、国内では2016年から施工が始まったばかりという、まあカッコつけて言いますれば建築のトレンド。
この工法ですと木造で高層ビルも建築できます。このパネルが柱で梁で壁になります。優秀ですわね。
東京五輪のハコモノ設計もCLTプランが注目されています。


ヨーロッパで開発されて、アメリカには12階建てのビルもあります。イギリスには木造ガラス張りのオシャレすぎる映画館も建築されていますよ。
軽い（ＰＣコンクリートの4分の１）、高い断熱性能（12センチ厚コンクリートと同等）＝省エネ、高耐震性能、シンプル施工＝工期短縮。
耐火性能については、厚いパネルのため燃えさからず炭化するためデメリットにならないそうで。1000度に達する火災1時間後の部屋の隣室では室温18℃だったそうです。

分厚くて大きいパネルが材料。



イギリスのオフィスビル。



新しい建築物って無機質化していくもの、木造建築物は規模に限界あり、と思い込んでいましたが、ＣＬＴを知って脳天パーンチ！いただきました。
やはり木の感触はヒトに優しい、環境に優しい。優しい気持ちにさせてくれます。
近い将来、衰退した日本林業の再活性につながりましたら、さらに素晴らしい。


「強い者が生き残るのではない。唯一生き残れるのは変化できる者だ。」byダーウィン
アタマが固いとすぐ滅びますから、気を付けせんとね。モミモミ･･･