シカは鹿でも シカゴのあの人は・・・

我が家のシカくんは、台風が接近しているというのにきょうも朝から鹿の角をボリボリ、ムシャムシャ。

鹿といえば思い出すのは、今年のノーベル経済学賞を受賞したのは、シカゴ大学の教授さまだったね。

行動経済学の研究成果が評価されたということらしいけれど、行動経済学なんて聞いたこともないし、なんのことやらさっぱり、と思っていたら、教授さまがわかりやすく説明してくれていたよ。

オランダの空港での話なんですが・・・

空港の男子用の小便のトイレでは、外に漏らす人が多いらしい。

オランダに限らず日本国内で長い間旅を続けている我が家にとっても、旅先のトイレですごく気になっていたことのひとつにこの「場外アウト」がしょっちゅうあるんだよね。

この「場外」に掃除の人たちが大変困っていたんだけれど、ある日便器の真ん中に虫の絵を描いてみたんだそうな。

そうしたら多くの利用者は虫をめがけて小便するようになり、トイレの外の漏れる「場外小便」の量が大幅に減ったそうだ。

虫の絵をめがけて小便するということ、なんとなく多くの人はそうした行動をとるらしい。

その行動の癖を利用して、トイレの汚れを減らすという課題を解決したところに、人間の行動は合理性だけでは説明できない。

だから行動経済学という学問があるんだというお話。



にほんブログ村